富士通、次世代図書館SaaS「Ufinity for Public」を提供開始……利用者にポータルサイト型で情報提供
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「Ufinity for Public」は、図書館のポータルサイトを容易に作成・更新する機能をはじめ、図書館間での書籍の相互貸借や職員同士がWeb上でコミュニケーションを取る機能などを提供するもの。「お知らせ」「RSS」「ブログパーツ」など20種類以上のメニューを自由に組み合わせることで、ポータルサイトを容易に作成・更新できる。ユーザページとしては、一般利用者向けトップページ(パブリック)、図書館職員向けコミュニティーページ(グループ)、図書館職員向け個人ページ(パーソナル)の3種類が用意されている。これらを使って、館内施設予約、掲示板、アンケートなどが利用可能。
ポータルサイト上では図書館からのお知らせや最新の蔵書データなどをいつでも確認・検索でき、利用者・職員にとって利便性の高い検索環境を実現したのが特徴。また、都道府県内の市町村図書館のみならず、大学図書館、博物館など関係機関の蔵書データを含めて一括で検索できる横断検索機能も提供する。検索結果は、書誌が統合表示され、広域エリアでの蔵書情報をまとめて確認できる。
提供には、富士通のデータセンターからインターネット経由で提供するSaaS形式を採用。図書館業務を支援するSaaS「WebiLis(ウェブ アイリス)」(2010年9月提供開始)に続く、公共図書館向けSaaS第二弾となっている。なお、「Ufinity for Public」は三重県立図書館が先行導入し、評価にも協力しているとのこと。価格は3万円/月よりで2012年1月より提供開始の予定。