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【短期連載】ビジネスマンに有難い高性能タブレット……「GALAXY Tab 10.1 LTE」

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発売になったばかりの「GALAXY Tab 10.1 LTE(SC-01D)」を仕事で使ってみた
  • 発売になったばかりの「GALAXY Tab 10.1 LTE(SC-01D)」を仕事で使ってみた
  • その名の通り、10.1インチのディスプレイ。1.5GHzのデュアルコアCPUを搭載している。
  • 重量は約565gと非常に軽い
  • 厚さは約8.6mm。持った瞬間“薄い”と感じる
  • カメラはアウト/インに搭載。アウトは約 320万画素、インは約 220万画素。
  • LTEサービス“Xi”に対応。LTEに接続すると写真のようにLTEの文字が表示される
  • YouTubeを閲覧
  • YouTubeもスムーズに再生される
 営業職、客先で作業をする保守スタッフ、出先でのプレゼンが多いプランナー……ノートPCを1日中持ち歩かなければ仕事にならないという仕事は数えても切りがない。そのような特別な職種でなくとも、外出中にメールチェックや資料の確認などをしたいと思ったら、これまでであればノートPCを持って出かけるのが普通だった。

 しかし、NTTドコモから発売された新製品・Samsungの「GALAXY Tab 10.1 LTE(SC-01D)」があれば、重くてかさばるノートPCと1日中つきあう面倒からは解放される。筆者も、ウイークデイはほとんど24時間ノートPCとともに移動・生活する毎日だったが、今回実際にGALAXY Tab 10.1 LTEを使ってみると、外出中の作業はPCがなくてもこれ1台でかなりの部分がカバーできることが確認できたし、何より使っていると毎日の生活がより楽しくなることがわかった。「タブレットでどこまでできるのか」を早速紹介しよう。

■大画面なのに薄い、軽い、速い!

 届いたGALAXY Tab 10.1 LTEを手に取ってみてビックリしたのが「とにかく薄い」こと。厚さは約8.6mm、最も厚い部分でも約8.9mmとは聞いていたが、画面が10.1型ワイドと広いこともあって、実際に触ってみたときの「薄さ感」はその数字以上だ。これまでノートPCを持ち運ぶ必要があったのでPC専用スペースのあるカバンを選んでいたが、これだけスリムならどんなビジネスバッグでもOKだろう。

 そして重量もかなり軽い。スペック表によれば約565gということだが、ちょっと重さのある紙の資料でもこのくらいの重さになることは珍しくないし、500mlのペットボトル1本をちょっと上回る程度なので、そもそも「わざわざ持ち歩く」と言うほどの重さではない。ノートPCが入っているカバンを手にするときは「よいしょ」と腰を入れて持ち上げる感覚があったが、GALAXY Tab 10.1 LTEならカバンに入っているかいないかを気にしなくなるというレベルと言えるだろう。

 早速電源を入れてブラウザを起動し、RBB TODAYのWebサイトを表示してみたが、PC向けにデザインされたフルサイズのWebサイトを表示しても、スムーズなスクロールや拡大縮小が行えるのでストレスなくブラウジングを楽しめた。従来のタブレットだと、Webページの下の方を見たいと思って指を滑らせても、画面が指の動きに付いてくるのが遅く、ストレスを感じることが少なくなかったが、そんな心配もない。Androidデバイスとしては最高速な部類に入る1.5GHzのデュアルコアCPUが効いているのだろう。

 朝出かける前の忙しい時間に天気やTwitterなどをチェックするといったときも、パッと画面をつけて次々とページをめくり、そのままカバンに入れて出発できるが、このような使い勝手は従来のノートPCでは実現できなかった。加えて、タブレットというスタイルが外出先での取り出しやすさも高めてくれる。筆者は電車の中でノートPCを開くのも慣れっこになってしまったが、ほかの人が同じことをしているのを見ると、正直言って「なんか忙しさを大げさに見せているようで、周りにいるこっちが恥ずかしい」と思うことも少なくない。しかしタブレットであれば2~3駅のわずかな時間に取り出しても違和感がなく、時間を有効に活用できる。

■ビジネスをよりアクティブに、オフタイムをより楽しくするLTEタブレット

 ビジネスへの活用という意味では、Word/Excel/PowerPoint/PDFに対応したオフィス文書ソフト「Polaris Office」のフルバージョンを搭載しているのが心強い。特に、Word/Excel/PowerPointのファイルは閲覧だけでなく簡単な編集にも対応(97-2003、2007形式とも)しているので、メールで転送されてきた資料の文言を修正して返信するといったこともPCレスで行える。対面で行う少人数のプレゼンテーション、営業活動であればこれ1台で済むし、サービスマニュアルのような分厚い紙資料もPDF化して持ち運べば荷物の大幅な削減になるので、外出時、ノートPCや紙を持ち歩くだけのために消費していた体力も温存できる。

 それでも、Androidアプリだけではどうしても対応できない作業が発生することもあるだろう。そんなときにこそ真価を発揮するのが、「GALAXY Tab 10.1 LTE」という製品名のゆえんにもなっているLTEネットワークだ。NTTドコモの高速通信サービス「Xi(クロッシィ)」に対応しているので、LTEに接続でき十分なスピードが出る場所であれば、離れたオフィスにあるPCへのリモートアクセスも十分実用的なスピードで行うことができる。

 今回は、Androidマーケットで提供されているアプリの「TeamViewer」を利用して、自宅のデスクトップPCを操作してみた。これは、Windows、Mac、LinuxいずれのPCにも対応した遠隔操作アプリで、PCとAndroidデバイスの両方にアプリをインストールするだけで、Androidデバイスの画面にPCのデスクトップを表示し、操作することができる。Xiの対応エリアであれば特に高速・低遅延のネットワークが利用できるので、高解像度のデスクトップも比較的快適に操作することができる。

 このようなリモートアクセスの仕組みがあれば、Androidのアプリでは開けないファイルが送られてきたときも、オフィスのPCを操作して内容を確認したり、データ形式の変換を行ったりすることが可能だ。これはパーソナルユースでも有用な機能で、自宅のPCにテレビチューナーが接続されていれば、テレビ番組の録画操作を外出先から行うといったことも行える。

 「ノートPCの呪縛」からユーザーを解放し、業務の効率や外回り中のアクティビティを高めてくれるタブレットだが、もちろん仕事だけでなく個人の楽しみのためにも大いに活用できる。なんといっても楽しみ方が広がるのは動画だ。YouTubeは専用アプリがプリインストールされているし、ブラウザはFlash Playerに対応しているため、USTREAMやニコニコ動画といったその他の動画配信サイトもPCと同じように楽しめる。特に最近はライブ配信の動画コンテンツも増えているので、昼休みにどうしても視聴したい生中継があるときなども見逃さずに済む。

 LTEのサービスエリア内で実際にYouTubeを見てみると、HDクオリティのコンテンツであっても、動画を選択してから再生が始まるまでの待ち時間が明らかに短くなっている。従来のスマートフォンでYouTubeを見るときは、ダウンロードがある程度進むまで何か別のことをしてヒマをつぶすほどの時間が必要なこともままあったが、GALAXY Tab 10.1 LTEであれば気になる動画を次々と選択して見ていくことができるだろう。しかも、1280×800の高解像度ディスプレイなので、HD動画を再生したときの画質は従来の携帯電話とは比べものにならない精細さだ。

 次回は、GALAXY Tab 10.1 LTEに搭載された大容量バッテリーと、その機動性を活かす各種機能についてご紹介しよう。
《RBB TODAY》
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