NTTドコモは8日、同社のLTEサービス「Xi(クロッシィ)」対応タブレット端末「ARROWS Tab LTE F-01D」と「GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D」の2機種を発表した。 両モデルのキャラクター分けとして、ドコモの山田隆持社長は「当社としてはどちらが法人向け・個人向けと分けているわけではないが、強いて言えば」と前置きしたうえで、「GALAXY Tabの方が少しだけ法人よりで、ARROWS Tabは防水やワンセグといった機能もあり、主婦の方も含めた個人のお客さま向けと言える」と説明した。 ドコモとしては、法人需要について「タブレット全体の4割程度の販売を目標にしている」(プロダクト&サービスマーケティング担当の高橋健部長)としており、法人顧客からのニーズが特に多いセキュリティ面での対応をより強化していくことも明らかにした。 高橋部長は「タブレットのセキュリティは、ウィルスや不正プログラムといった“マルウェア”、つぎに“フィッシング”、そして“置き忘れ”という3つのリスクがある。法人はそれらのリスクを懸念しており、ドコモとしても『安心スキャン』をお客さまに提供し、100万人以上にご利用いただいている。今後は、協業他社と協力しながら継続的にセキュリティの向上に努める」として、対応をすすめていくという。