電子ブック作成ソフト「ActiBook」、マーケティングツールとしての活用も……スターティアラボ | RBB TODAY

電子ブック作成ソフト「ActiBook」、マーケティングツールとしての活用も……スターティアラボ

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スターティアラボのブース。今回の展示では「電子ブックによるソーシャルリーディングの可能性」がテーマの1つとして掲げられていた
  • スターティアラボのブース。今回の展示では「電子ブックによるソーシャルリーディングの可能性」がテーマの1つとして掲げられていた
  • スターティアラボのソリューション。電子ブック・オーサリングソフト「ActiBook」、SaaS型の電子書籍配信サービス「ActiBook Shelf」、電子本棚ツール「ActiBook Manager2」など、電子ブックの制作から、販売、管理までをトータルでサポートする
  • 主力製品のActiBookで制作した電子ブック。写真はPC端末からWebブラウザーで閲覧したところ
  • ワンソース・マルチデバイス対応。PC/iPhone/iPad/Android端末に最適化された形で1回で書き出しできるので便利
  • 文字検索の画面が左側にタブ表示されている。PDFデータをインポートすれば、すぐに検索できるようになる。テキストの位置まで検索が可能
  • 埋め込まれた音声・動画ファイルを再生しているところ。ページ左上の部分
  • 手書きペンで重要な部分にマーカーを付けて、その状態をユーザーと共有できる。付箋をつけてコメントを追加することも可能だ
  • 共有機能を使うと、そのページのURLが表示される。メールかTwitterのいずれかを選択して、情報を共有することができる
 7日より東京ビッグサイトにて開催されている「国際電子出版EXPO」。ここではスターティアラボのブースで展示されていた電子ブック制作ソリューションについて紹介しよう。

 スターティアラボは、PDFからFLASH形式の電子ブックを作成できるオーサリングソフト「ActiBook」や、EC機能を備えたSaaS型の電子書籍配信サービス「ActiBook Shelf」、複数の電子ブックにまたがって目的のキーワードを検索できる電子本棚ツール「ActiBook Manager2」などをトータルで提供している。ActiBookは、PDFデータをインポートし、読み込んだページに音声・動画やWebサイトへのリンクなどを埋め込んで、電子ブックとして書き出せる簡便さが好評を博している同社の主力製品。最終的に電子ブック化をする際には、ワンソース・マルチデバイス(PC/iPhone/iPad/Android)対応により、各デバイスに最適化された電子ブックを効率的に制作できる。完成した電子ブックでは、文字検索、付箋メモ機能、音声・動画ファイルの再生、サムネイルインデックスの表示といった多彩な機能を利用でき、端末側からWebブラウザーで閲覧することが可能だ。さらに単なる電子ブックのオーサリング機能だけでなく、グループウェア的な文書管理や情報共有ツールとしての機能がサポートされている点も特徴だ。

■電子ブックによるソーシャルリーディングの可能性

 たとえば今回の展示で強調されていたテーマの1つに「電子ブックによるソーシャルリーディングの可能性」が挙げられる。共有機能を使えば、電子ブック上の付箋情報(画面上でメモを貼り付けるイメージ)や、手書きペンでマーカー情報を加えて、各ページの個別URLをメールまたはTwitterを通じて他ユーザーと共有できるようになるのだ。このような共有機能を活用したソーシャルリーディングの世界では、ユーザーが電子ブックに感想やコメントを書き込み、それをツイートすることで、そのコンテンツに対する議論や認知がどんどん広がっていくわけだ。

 またユーザーのみならず、企業側での積極的な展開も考えられるだろう。一般的に電子書籍は「売るだけのもの」と考えている企業が多い。しかし電子書籍は、企業にとって「攻めの戦略ツール」となるものだ。自社のカタログやチラシなどにキャンペーン・セールなどの情報を書き込んでツイートすれば、効果的なマーケティングを促進できる。同社の糸魚川恵亮氏(Webソリューション事業部 営業部8課)は「実際に某企業では共有機能を利用して、自社の戦略を練ろうとしています。たとえばFacebookに電子コンテンツをアップし、ユーザーの反響を見ながら海外展開を検討したり、電子書籍をぺーパー化する目安として考えているのです」と説明する。

 ActiBookでは、共有機能のほかにもユニークな「ログ解析機能」がサポートされている。「Google Analytics」と連動することで、各種デバイスからのアクセス数、電子ブックのページ滞在時間(閲覧時間)、どのぺージを拡大/縮小したか? といったユーザーの詳細な行動を分析できる。よく読むページにリンクを張って商品サイトに飛ばす「導線」の仕掛けを入れておけば、広告の効果測定においても明確な結果が現れやすい。

 すでにActiBookは、印刷会社から出版社など1,000社以上の導入実績があるという。このノウハウの蓄積が同社の強みの1つとも言える。これによりどのような仕掛けをつくれば効果が得やすいのか、ユーザーに対して有効なアドバイスもできる。最近ではiPhoneやiPadだけでなく、Androidも含めたスマートフォン市場が盛り上がりつつある。端末の広がりに伴って電子書籍マーケットも活況を呈するだろう。電子書籍市場の動きは今後、コンテンツを単に売るだけという商売のイメージから、積極的にマーケティングツールとして活用する方向へとシフトしていくかもしれない。
《RBB TODAY》

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