SBテレコム、総務省「ホワイトスペース特区」対応のエリアワンセグ配信プラットフォームを開発 | RBB TODAY
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SBテレコム、総務省「ホワイトスペース特区」対応のエリアワンセグ配信プラットフォームを開発

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クラウド型エリアワンセグ配信プラットフォームのイメージ
  • クラウド型エリアワンセグ配信プラットフォームのイメージ
 ソフトバンクテレコムは6日、クラウド型エリアワンセグ配信プラットフォームを開発し、総務省「ホワイトスペース特区」の1つである立命館大学などによる「大学キャンパスにおけるワンセグ情報配信」に向けて提供することを発表した。

 特定区域で情報配信が可能な「エリアワンセグ」は、大学キャンパス、大型スポーツ施設、交通拠点、商業施設など多くの人が密集する場所で効率的に情報を配信できる新サービスとして期待されており、「ホワイトスペース特区」(全25提案)でも多数採用されている。従来の広域放送を目的とした機器やシステムをエリアワンセグに適用することは、経済性や効率性の両面で最適とはいえなかったため、今回ソフトバンクテレコムでは、クラウド型のエリアワンセグ配信プラットフォームを開発したとしている。

 このプラットフォームは、サービス提供拠点にワンセグ送信機を設置し、配信プラットフォームとインターネット経由で接続。そして配信プラットフォーム上で、H.264エンコーダー、字幕生成、BML作成エンジンなど、エリアワンセグサービスに必要な機能をクラウド型で提供するものとなっている。エリアワンセグ運用者は、配信プラットフォーム上でワンセグ送信機制御、番組コンンテンツ更新・変更、送出スケジュール管理など、インターネットを使ってリモート制御が可能となる。

 この配信プラットフォームを用いた「大学キャンパスにおけるワンセグ情報配信」では、大学キャンパス内に集う学生、教職員、研究者、訪問者に対する効率的な放送型情報配信として、大学キャンパス固有の映像やデータコンテンツの配信、周辺観光情報や防災関連情報コンテンツの配信を、この特区期間中に実施する予定。また高度なワンセグシステムを目指した新しい試みとして、スマートフォンやタブレット端末をワンセグ受信端末としたマルチワンセグ型サービス、特定認証端末受信サービス、GPS連動型チャンネル誘導サービスなどのトライアルも計画されている。

 なお、この配信プラットフォームは、総務省「ホワイトスペース特区」に選出された他のエリアワンセグ配信トライアルに対しても適用できるため、「ホワイトスペース特区」期間中はすべてのエリアワンセグサービストライアル実施者(エリアワンセグ運用者)に対して、この配信プラットフォームを開放するとのこと。なお配信プラットフォームのサービスコンセプトは、6月8日~10日に幕張メッセで開催される「IMC Tokyo 2011」の総務省ホワイトスペース推進会議のブースで公開される。
《冨岡晶》
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