富士通、ディスクアレイ「ETERNUS DX series」のラインナップを強化 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

富士通、ディスクアレイ「ETERNUS DX series」のラインナップを強化

エンタープライズ ハードウェア
「ETERNUS DX series」新ラインナップ
  • 「ETERNUS DX series」新ラインナップ
  • 新モデルの販売価格、および出荷開始時期
  • 「ETERNUS DX90 S2」
  • 「ETERNUS DX440 S2」
 富士通は25日、ストレージシステム「ETERNUS(エターナス)」におけるディスクアレイ「ETERNUS DX series」のラインナップを強化し、世界各国で販売開始すると発表した。ラインナップ強化の第一弾として、エントリーおよびミッドレンジに新モデルを提供する。

 新モデルとなる「ETERNUS DX80 S2/DX90 S2」および「ETERNUS DX410 S2/DX440 S2」は、高性能CPUの採用などにより従来比最大4.2倍の大幅なスループット性能向上を実現した。また、サーバとのデータ転送速度として新たに10ギガビット(Gbit)/s FCoE、10Gbit/s iSCSIをサポートし、サーバとストレージ間の高速で大規模なネットワーク構築を可能にする。あわせて、操作性を向上させたストレージ管理ソフトウェア「ETERNUS SF V15」を提供することで、ストレージシステムの運用管理をいっそう効率化する。

 「ETERNUS DX series」新モデルは、高性能CPUの採用や内部バスの高速化により、「ETERNUS DX80 S2/DX90 S2」で従来比最大2.2倍、「ETERNUS DX410 S2/DX440 S2」で従来比最大4.2倍と大幅なスループット性能向上を実現した。また、サーバとのデータ転送速度として、従来の8Gbit/s FC、1Gbit/s iSCSI、6Gbit/s SASに加え、新たに10Gbit/s FCoE、10Gbit/s iSCSIをサポートし、サーバとストレージ間の高速で大規模なネットワーク構築を可能にする。また、ストレージ管理ソフトウェア「ETERNUS SF V15」により、容易な操作性のもと、ウィザード形式のユーザー・インターフェースでストレージシステムを導入・設定でき、運用管理をいっそう効率化できる。なお、ストレージ管理ソフトウェア「ETERNUS SF V15」3製品において画面デザインや操作性を統一化したことで、SAN管理、性能/障害管理や高速コピー機能を使用したバックアップやレプリケーションの管理など、さまざまな機能を持つ各製品がより使いやすくなる。さらに、ストレージ管理ソフトウェア「ETERNUS SF V15」により、ストレージシステム内において、データの利用頻度や特性に応じた最適なデータ配置を実現するストレージ階層制御機能を提供し、管理コストの最適化を可能とする。「ETERNUS DX80 S2/DX90 S2」では、従来上位モデルでサポートしてきたシン・プロビジョニング機能を新たに加えたことにより、ディスク容量のスモールスタートが可能となり、物理ディスクの使用効率を高め、投資の無駄を省くことができる。

 新モデルでは、高密度実装設計、搭載部品点数の削減による従来比58%減の小型化と、高効率な電源供給モジュール、2.5インチSASドライブの採用による従来比54%減の省電力化を実現している。また、MAID技術を応用したエコモードでは、未使用ディスクの回転を停止する省電力運用が可能だ。さらに、ストレージ管理ソフトウェア「ETERNUS SF V15」を利用することでエコモードの管理や消費電力・温度の監視が可能となり、業務ごとに統計結果を確認することができる。

 なお、「ETERNUS DX series」では、サーバのCPUやネットワークへの負荷をかけない「Disk to Disk」の高速なデータバックアップと、災害に備えた複数拠点へのリモートコピーが可能だ。リモートコピーにiSCSIインターフェースと、異なるモデル間でのコピーをサポートするため、コストを抑えた災害対策システムを構築できる。

 「ETERNUS DX series」は、新モデルである「ETERNUS DX80 S2/DX90 S2」「ETERNUS DX410 S2/DX440 S2」に加え、従来から提供している「ETERNUS DX60」「ETERNUS DX8100/DX8400/DX8700」で構成されており、合計8モデルでのラインナップとなる。価格は「ETERNUS DX80 S2」が194万3,000円から、「ETERNUS DX90 S2」が559万円から、「ETERNUS DX410 S2」が1,074万8,000円から、「ETERNUS DX440 S2」が2,024万8,000円から(すべて税別)となっており、6月30日より出荷開始する。

 また、ストレージ管理ソフトウェア「ETERNUS SF V15」では、SAN、性能/障害を管理する「ETERNUS SF Storage Cruiser 15」を41万円から、高速コピーによるバックアップやレプリケーションを管理する「ETERNUS SF Advanced Copy Manager 15」を51万円から、エントリー向け導入運用管理ソフト「ETERNUS SF Express 15」を16万円から(すべて税別)で8月31日より出荷開始する。
《池本淳》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top