デジカメ写真をiPhoneに直接転送、Eye-Fi新製品&値下げ発表 | RBB TODAY
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デジカメ写真をiPhoneに直接転送、Eye-Fi新製品&値下げ発表

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デジカメ写真をiPhoneに直接転送、Eye-Fi新製品&値下げ発表 米Eye-Fi共同創業者兼CPOのYuval Koren氏
  • デジカメ写真をiPhoneに直接転送、Eye-Fi新製品&値下げ発表 米Eye-Fi共同創業者兼CPOのYuval Koren氏
  • デジカメ写真をiPhoneに直接転送、Eye-Fi新製品&値下げ発表 左から、カシオ計算機の渋谷敦氏、米Eye-FiのYuval Koren氏、アイファイジャパンの田中大祐社長、ソフトバンクBBの加藤操氏
  • デジカメ写真をiPhoneに直接転送、Eye-Fi新製品&値下げ発表 Eye-Fi モバイルX2
  • デジカメ写真をiPhoneに直接転送、Eye-Fi新製品&値下げ発表 製品比較表
  • デジカメ写真をiPhoneに直接転送、Eye-Fi新製品&値下げ発表 ダイレクトモード
  • デジカメ写真をiPhoneに直接転送、Eye-Fi新製品&値下げ発表 カシオTR100(TRYX)
 アイファイジャパンは5月11日、無線LANメモリカードの新製品「Eye-Fi Mobile X2」の発売に合わせ、米Eye-Fi共同創業者兼CPOのYuval Koren氏によるプレスイベントを開催した。

 Yuval Koren氏は、Eye-Fiカードの特長を紹介した後、エントリー層も含めた新しい層の顧客獲得にとって重要なパートナーという、カシオ計算機およびソフトバンクBBとの新たな取組みについて説明した。

 Eye-Fiカードは無線LAN機能(Wi-Fi)内蔵のSD型メモリカードで、通常のメモリカードと同様にデジタルカメラに挿入して撮影することで、パソコンやオンラインサービスに写真を自動的に転送できる製品だ。デジカメとPCをケーブル接続したり、メモリカードを抜き差ししたりすることなく、撮影データを管理・保存・共有することができる。

◆Eye-Fiからモバイル機器へ直接転送

 従来はEye-Fiカードの利用には、無線LAN環境が必須であったが、Eye-Fiでは新機能として、Eye-Fiカードからモバイル端末へ直接データの転送(IEEE 802.11n)が行える「ダイレクトモード」を開発。11日にダイレクトモード対応の「Eye-Fiアプリ」のiOS(iPad・iPhone・iPod touch)/Android日本語対応版の正式提供を開始した。

 これにより、たとえば子どもの運動会の写真をその場で、iPadやiPhoneに直接転送・表示して家族で閲覧したり、転送済みデータを自動削除できるエンドレスモードの併用によりメモリカードの容量を気にせず思う存分撮影することができる。また、スマートフォンの3G回線を経由して、facebook(フェイスブック)やflicker(フリッカー)などのインターネット上のサービスに写真をアップロードすることで、遠方の両親などとも写真を共有することが可能だ。

 「ダイレクトモードは、同社のこれまでの発表で、もっとも大きな反響を呼んでいる」とYuval Koren氏は言う。

◆新製品と値下げを発表

 この日に発表された「Eye-Fi Mobile X2」は、ダイレクトモード搭載の8Gバイトのメモリカードで、5月18日よりオンラインストアや家電量販店で販売される。同製品の発売に合わせ、現行製品の値下げも発表された。新価格は5月11日より適用されている。

・Eye-Fi Pro X2(4Gバイト):15,800円→9,980円
・Eye-Fi Mobile X2(8Gバイト):7,980円(新製品)
・Eye-Fi Connect X2(8Gバイト):6,980円→5,980円
・Eye-Fi Explore X2:生産終了(新規出荷の終了)
※ いずれもオープンプライス。上記はオンラインストア販売価格。

 なお、ダイレクトモードはソフトウェアベースの新機能のため、現行製品でも利用可能だ。対応機能については、同社ホームページの製品比較表に掲載されている。

◆パートナーとの新たな取組み

 利便性が向上したEye-Fiカードであるが、Yuval Koren氏は「Wi-Fiはまだ多くの人にとっては難しい機能だ」と言う。そこで、USB接続でも利用できる簡単なソリューションを提供したいと考えていたのだそうだ。

 ゲストとして登壇したカシオ計算機の渋谷敦氏は、デジタルカメラで「撮って、見る」だけではなく、Eye-Fiが「共有して楽しむ」という3つめのポイントにおいて魅力的なソリューションをもっていることに着目し、以前からEye-Fi対応のデジタルカメラを開発してきたという。また、デジタルカメラにおいては、ネットとの親和性が重要になってきていると説明する。このことから、Eye-Fiカードがなくても、デジタルカメラをパソコンにUSB接続することで、Eye-Fiのもつクラウドプラットフォームを活用できるソフトウェア「CASIO Connection Powered by Eye-Fi」を共同開発。その第1号として、すでに北米およびヨーロッパで発売している最新デジカメ「TR100(TRYX)」に付属して提供している。

 もう1社のパートナー企業、ソフトバンクBBからはSoftBank SELECTION(ソフトバンクセレクション)担当の加藤操氏が登壇。一部のSoftBank SELECTION取扱店およびオンラインショップにて5月18日より「Eye-Fi モバイルX2」の販売を開始するという。

◆子育て中の母親からも支持

 アイファイジャパンの田中大祐社長によると、Eye-Fiカードはカメラ好きな方のほか、写真を撮る機会の多い子育て中の母親からも利用されているという。Wi-Fi機器が不要なダイレクトモードの搭載で、iPadやスマートフォン(iPhone/Android)ユーザーにEye-Fiカードは、テクノロジーを意識せず気軽に利用できる身近なサービスとなりそうだ。
《田村 麻里子》
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