【レビュー】NTTドコモのAndroid 3.0搭載タブレット「Optimus Pad L-06C」を体感!(後編) | RBB TODAY
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【レビュー】NTTドコモのAndroid 3.0搭載タブレット「Optimus Pad L-06C」を体感!(後編)

IT・デジタル スマートフォン
3D動画を撮影できる背面のデュアルカメラ。フラッシュも搭載する
  • 3D動画を撮影できる背面のデュアルカメラ。フラッシュも搭載する
  • 前面のフロントカメラは、本体右上に搭載
  • ディスプレイが対応しないため、3D動画撮影時も2重にぼやけた映像になる
  • 側面に装備するminiHDMI端子でテレビに動画を出力できる
  • カメラアプリは右側にわかりやすいアイコンの操作パネルが表示される
  • 下面に2つ装備されたスピーカー
  • 上面のスピーカーは、電源スイッチの横に装備する
  • 多彩のアプリをダウンロードできるAndroidマーケット。横表示のみの対応だが、従来よりも見やすい構成になっている
 国内端末では初となるタブレット向けのAndroid 3.0を採用した、8.9型のAndroidタブレット端末「Optimus Pad L-06C」。すでにNTTドコモより3月31日に発売済みの製品だ。レビュー後編となる今回は、特徴的な3Dカメラやスピーカー、アプリへの対応などを中心にレポートしていこう。

■3Dカメラからステレオスピーカーまで、充実したスペック

 高さ243mmと、本体サイズの高さはiPadとほぼ同じで、全体的なサイズ感としてはiPadの幅をスリムにした感じといえる。画面サイズは約8.9型、解像度は1,280×768ピクセル。Yahoo!のトップページ(PC版)を拡大表示しなくても十分閲覧できFlashコンテンツもしっかり表示するなど、ビューアーとしての性能は申し分ない。厚さは12.8mmとスマートフォンと変わらない印象で、重さは約620g。背面にはラバーのような素材を使用しており、手に持ったときのホールド感はしっかりしている。

 背面には約510万画素のデュアルカメラ、前面には約200万画素のシングルカメラを搭載。ここで「OptimusPadL-06C」が他端末と大きく違うのは、2つある背面カメラでフルHD対応の3D動画を撮影できる点だ。端末のディスプレイが3D表示に対応しないため撮影してすぐ見ることはできないが、HDMIミニ端子から3D対応テレビに出力することができ、撮影した3D映像を迫力の大画面で楽しめる。

 カメラアプリは右側に大きな操作パネルを配置。手ブレ防止機能がないためしっかりとホールドして撮影する必要はあるが、前後のカメラや静止画・動画の切り替えをワンタッチで行えるなど、少ないタッチで簡単に操作できるように工夫されている。そのほか、Googleトークでのチャットも利用可能で、カメラの利用スタイルはいろいろ幅が広がりそうだ。

 また、スピーカーも上面に1つ、下面に2つ装備する。これは横表示の場合でも音声をステレオで楽しむための配慮。従来のスマートフォンと違い、イヤホンや外部スピーカーなしで広がりのあるステレオサウンドが楽しめるうえに、テーブルに置いてゆっくり楽しむ場合でも、イヤホンのわずらわしさから解放される点はうれしい。実際、動画コンテンツは横表示にして大画面で楽しむ場面も多く、別売りのドッキングステーションも横置きを想定した設計になっている。縦でも横でもステレオで楽しめるように考えられたタッチパッドならではの理想的な設計といえるだろう。

■アプリは「Android3.0」への対応がカギ

 Android端末の最大の利点は膨大なアプリを利用できる点にある。「OptimusPadL-06C」にプリインストールされているアプリはそれほど多くないので、好みのアプリをインストールして自分の使いやすい端末にしてほしい。ビジネスでの利用を想定しているなら、ワードやエクセルといったオフィス関連のデータを閲覧できる「OfficeSuite」や、webにデータを保存できる「Evernote」などはぜひともインストールしたいアプリといえる。エンターテイメント系では、大画面をいかしたゲームやマンガアプリを楽しむのもありだろう。さらに動画サービスとして「BeeTV」、電子書籍ストアとして「2Dfacto」、「E★エブリスタ」に対応。サービスと連動した動画ビューワー、電子書籍リーダーとしても活用できる。

 ただし、利用するアプリが「OptimusPadL-06C」に対応しているかどうかは注意が必要。というのも、スマートフォンと違う大きな画面サイズや最新プラットフォーム「Android3.0」に対応していないアプリも少なくないからだ。たとえば、「Evernote」のように画面全体に表示はしてくれるがアイコンは小さいままという例もあるほか、ダウンロード自体が行えないアプリもある。これらの改善は開発元の対応次第というところだが、先に紹介した「YouTube」やGoogle関連のアプリのように、タブレット向けにカスタマイズしたことでより洗練されたアプリもある。ぜひとも、素早い対応に期待したい。

 全体的な印象として、アプリの起動や処理は予想以上に高速できびきびとしていた。タッチキーボードや各ボタンのタッチ感や反応も良く、どの操作もスムーズに行えた。いわゆる「もっさり感」を感じることはほとんどなかっただけに、ビジネスでの使用にもイライラすることなく使えると思う。
《小口》
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