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家族・未来・命・夢を支援!「東京マラソン2011」がチャリティを実施……寄付金とランナーをサイトで募集

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石原都知事による会見
  • 石原都知事による会見
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 一般財団法人東京マラソン財団は10日、第5回目を迎える「東京マラソン2011」(2011年2月27日開催)において、新たな課題として「チャリティ」を実施することを発表した。

 「東京が1つになる日。」をキャッチフレーズに開催されてきた東京マラソンは、ランナーだけでなく、多くのボランティアや応援する人たちにより成長してきたが、今回新たにチャリティにチャレンジする。実際、ワールドマラソンメジャーズ(WMM)のほとんどの大会が、すでにチャリティ制度を採用、スタンダード化しているというのが、世界的な潮流だ。

 たとえば米国を代表するシティマラソンの1つ『シカゴマラソン』では、2001年14チャリティ団体・1,674人のランナーからスタートし、2010年には150団体以上、10,000人のランナーが参加し、チャリティプログラム開始から約5,700万ドルを募ることに成功している。同じくアメリカの『INGニューヨークシティマラソン』でも(1)定期的運動機会がない子供たちへのチャリティ「Team for Kids」、(2)ガンのリサーチ等の活動に対してのチャリティ団体へ寄付する「Fred’s Team」、(3)米国内長距離選手の長期的な強化トレーニング活動への寄付をする「NYRR Champion’s Circle」の3団体へ支援を行うといったアクションがとられている。とくに英国『ロンドンマラソン』は、1日限りのイベントとしては世界最大のチャリティイベントとなっており、2007年に4,650万ポンドを集めギネス世界記録となり、以降2008年に4,670万ポンド、2009年に4,720万ポンドと記録更新している。また3万5千人以上の参加ランナーの約3/4がチャリティ目的で走るなど、マラソンを通して走ることを「楽しむ」だけではなく、「社会に貢献する」という文化的な側面も大きく大会を支えているという。

 今回、日本最大の市民型マラソン大会である『東京マラソン』も、世界基準の大会へとさらに進化していくための更なるステップとして、チャリティを実施することとなった。初年度となる2011年大会では、「2010年12月15日(水)午前10時」より、東京マラソン公式Webサイトにて寄付の申込を開始する。電話、FAX、郵便での申し込みはできない。なお寄付金の額は任意(事務手続きの関係上、1万円単位での受付)。

 なおチャリティにより集まった寄付金は、全額支援先団体に寄付され、“つなぐ”を共通テーマに、「家族」「未来」「命」「夢」という4つの分野のチャリティ活動に充てられる。

 これら4つの分野について、「家族」をつなぐチャリティでは、難病と闘う子供たち&家族を支援、「未来」へつなぐチャリティでは、水源の森と村の再生プロジェクトを支援、「命」をつなぐチャリティでは、難民キャンプに太陽光発電による街灯を設置する活動を支援、「夢」をつなぐチャリティでは、世界に羽ばたく障害者アスリートの育成活動を支援する予定となっている。チャリティ活動の実施状況等に関しては、後日、東京マラソン公式Webサイトなどで公表・報告されるとのこと。

 今回のチャリティでは、寄付金を募るとともに、10万円以上の寄付をした人(個人のみ、法人は除く)のなかで希望する場合、「東京マラソン2011」に“チャリティランナー”として参加可能となる(フルマラソンのみ・先着順で1,000人まで。参加料1万円別途負担)。チャリティランナーには、一般参加者に配布される「参加記念Tシャツ」とは別デザインの「チャリティランナー参加記念Tシャツ」が配布される。参加資格は、大会当日19歳以上で6時間40分以内に完走できる男女。

 なお石原都知事は、同日10日に行われた会見で「ロンドンマラソンやニューヨークマラソンなど、海外のメジャーマラソンでは、大会の価値を最大限に活用して社会に還元する取り組み、チャリティを含めて、色々行われているが、東京マラソンでも5回目を越えるこの大会において、かねてから構想していましたチャリティ事業を実施する」「本来であれば抽選に受かったランナーが1万円を支払い出走するが、今回から10万円以上チャリティ事業に寄付するランナーを来週15日から先着1000名募集する。今回の新たな取り組みにより、東京マラソンを世界最高峰の大会に進化させるとともに、日本にチャリティ文化を根付かせる基礎も作っていきたいと思っている」とコメントしている。
《冨岡晶》
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