セコムは26日に実施される「東京マラソン2017」の警備強化策に、同社のセキュリティサービスが導入されることを発表した。 中でも初の試みとなるのは、参加者36,000名の全ランナーに、容易に取り外すことができない「セキュリティリストバンド」を装着してもらうこと。そのバンドを付けていれば、スタート入場ゲートで参加者の本人確認ができるそうだ。 QRコードが付加されたセキュリティリストバンドによる全参加者の参加資格認証は、マラソン大会およびスポーツ競技大会では日本初の大規模導入事例となる。背景としている技術は同社の「セコム安否確認サービス」で、現在約6,100社、約550万人に利用されている。 セキュリティリストバンドは大会に先立ち前日まで開催されるナンバーカード受け渡し時に配布され装着が行われる。東京マラソンは事前参加申し込み制で、当日のランナー受付は行われないため、スムーズな大会運営にもつながることが期待されている。 また、他にも複数のセキュリティ施策を実施。前年の「東京マラソン2016」では、同社は係留型「セコム飛行船」、「セコム・ドローン検知システム」、「ナンバーカード顔認証システム」、「常駐警備」、「ウェアラブルカメラ」「仮設監視カメラシステム」「スマートホン案内・誘導アプリ」などを提供している。