【インタビュー】名称変更から約2ヵ月!「ソニーストア」の魅力とは? | RBB TODAY

【インタビュー】名称変更から約2ヵ月!「ソニーストア」の魅力とは?

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ソニーストアで「VAIO」を担当する宇津智行氏(リテールビジネス部門リテールマーチャンダイズ部 MD1課)
  • ソニーストアで「VAIO」を担当する宇津智行氏(リテールビジネス部門リテールマーチャンダイズ部 MD1課)
  • ソニーストア限定カラー(バイオレット)のA4ノート「VAIO E」
  • キーボードカバーの素材はやわらかいシリコンゴムを採用
  • 「VAIO E」シリーズ専用として、ソニーストアではカラフルなキーボードカバーも用意(写真はピンク)。本体10色、カバー5色で多彩なマッチングを楽しむことができる
  • 「VAIO E」シリーズのカスタマイズページ内にある前モデルのCPU選択率。どのCPUの人気が高いかがひ  とめでわかり、購入の際の参考となる
  • 8型ウルトラワイドのモバイルノート「VAIO P」。このホワイトクロコダイルもソニーストア限定で、凝  ったクロコダイル柄に目を見張る
  • 「VAIO P」のホワイトクロコダイル/ピンククロコダイル。どちらもソニーストア限定カラーだ
  • ソニーストア限定天板の「インフィニートオクタゴン」を施した13.1型ハイスペックモバイル「VAIO Z  」シリーズ
 2010年も残りわずか。12月1日からのエコポイント半減にあわせ、まさに今、家電量販店では薄型テレビなどの駆け込み需要が盛り上がっている。また、先日発表されたMM総研の調査によれば、2010年度上期(4~9月)の国内PC出荷台数は、1995年度以来、過去最高を記録(上期の数字)。個人向けでは352.2万台を出荷するなど、好調を維持。しかし、世はネット直販の時代でもある。はたして、ネットショップはリアルショップ同様、盛り上がりを見せているのだろうか。

 今回はソニーが運営する直販ショップ「ソニーストア」に取材を行った。同ストアを選んだ理由としては、同社の“とがった”製品を求めて、比較的“濃いユーザー”が訪れているのでは?と考えたからである。旧名「ソニースタイル」の「ソニーストア」は、今年10月1日から名称を変更した(事業内容は継承)。主力製品の一つ、PCの「VAIO」はさまざまなカスタマイズに対応し、「ここでしか買えない商品」を豊富に取り揃えている。そのほか「ウォークマン」やデジタルカメラなどにおいても、刻印サービスやキャラクターデザイン、限定カラーなどのオリジナル商品が多いのが特徴だ。そして、「ここでしか買えない商品」のニーズを満たすために、ストア側ではさまざまなデザインや仕様を提供している。

■多彩なカラーや天板……「オリジナル」にこだわりながらも目線は低く

 「ソニーストア」には具体的にどんな特徴があるのか。たとえば、ハイスペックモバイルとして名高い13.1型の「VAIO Z」は、全9色の天板が選べ、そのほかCPUやメモリなどのスペックも「VAIOオーナーメード」としてすべてオリジナルで構成することができる。同ストアで「VAIO」を担当する宇津智行氏(リテールビジネス部門リテールマーチャンダイズ部 MD1課)は、「『VAIO Z』などはほとんどがオリジナル。ここでしか買えないカラーが多いです。ただし、構成要素が多すぎるので『どれを選べばいいのかよくわからない』といったユーザーに対しては、決まった構成をオススメしています。これは我が社で提示しているんです」と説明する。

 その背景には、同ストアが目指す方向として、ITリテラシーの高い“濃いユーザー”ばかりでなく、より幅広いユーザーに向けても発信していきたいという思いがある。たとえばA4ノートの人気製品「VAIO E」シリーズのカスタマイズページに飛ぶと、CPUの選択項目の下部に「選ぶためのヒント」としたタブがある。これをクリックすると、前回の夏モデルで「ユーザーがどのCPUを選択したか」を示す円グラフが表示され、構成に迷う人にとっての道しるべとなっている(最も人気が高いのはCore i5-430Mで37%)。すべてが円グラフ形式ではないが、これらのヒントはメモリや光学ドライブ、グラフィックスなどでも丁寧に解説されている。

 さて、量販店では10%のポイント還元などが当たり前だが、ネットショップではそうした「お得感」をどこに感じればよいのか。宇津氏は「量販店の価格に対して大きな乖離があるとは思っていない」としたうえで、「量販店仕様はスペック固定ですよね。しかし、ストアでは思い切ったダウングレードをできるのがメリット。たとえばCPUをCore i5じゃなくてCore i3にするとか、HDD容量を500GBではなく320GBに落とすとか。そこで価格を抑えることができるわけです」と話す。

 そのほかの価格的メリットとしては、「VAIO OUTLET」がある。旧モデルを扱うアウトレットストアで、新モデルに比べて割安感がある。たとえば16.4型のテレビノート「VAIO F」のクリエイティブエディションなどは、新モデルとほぼ同スペックで2万5千円安い(11月上旬)。この価格面に加え、もう一つのメリットとして挙げられるのが「そのときにしか展開しなかったデザインが買える」(宇津氏)という点。天板やカラーなどはモデルチェンジに従って変わり、終息してしまうことが多いため、旧モデルのバージョンを狙いたい人にはオススメなのだという。ひんぱんに更新されるのは新モデルが出てから一ヵ月後ぐらいとのことなので、マメにチェックするのも手かもしれない。

 また、量販店のポイントに似たものとして「ソニーポイント」も存在する。「My Sony Club」に会員登録することが条件となるが、買い物などでポイントを貯め、ストア内での商品購入時に利用できるほか、電子マネー「Edy」やANAのマイルに交換したりすることができる。そのほか、公式ショップならではの手厚い保証サービスもウケが良いそうで、PCでは3年間の無償保証サービスがつく。さらに有料保証サービスの「3年ワイド」を選択した場合、破損や水濡れなどの事故にも対応。加えて故障したPCの引き取りサービスなどもあり、「一度加入したユーザーは再び入る人も多いですね」(宇津氏)とのことだ。

■ソニーストアでの売れ筋は?

 現在、PCで最もよく売れているのは「VAIO E」シリーズ。9色ものカラーバリエーションを揃えたカラフルノートで14型、15.5型を用意するが、14型はストアのみでの取り扱い。実はこの14型が一番人気なのだという。

 「たかが1.5型の差と思われるかもしれませんが、この差がユーザーにとっては大きいんですね。14型だったら家の中でも持ち運べますし、ストアの最安価格は49,800円から購入できてしまう(ちなみに標準仕様の15.5型/Core i3モデルは13万円前後)。ネットもメールも作業も何でもこなせてしまう“オールマイティ”ぶりが受けています。購入層は他の機種に比べて圧倒的に女性が多く、35~40%ぐらいが女性です」(宇津氏)

 次点は「VAIO Z」シリーズで、こちらは「こだわりユーザー」向け。「VAIO Z」は店頭販売仕様で24万円前後の高級モデルだが、ストアではCPUにCore i7、クアッドSSD、Blu-rayディスクドライブ、フルHD液晶などを選択し、30万円を超える最高スペックを求めるユーザーが最も多いのだという。なお、Core i7とクアッドSSDはここでしか選べないパーツだ。

■「ウォークマン」の刻印サービス

 AV系では「ウォークマン」の健闘が光る。AV系製品担当の岩田真一氏(リテールビジネス部門リテールマーチャンダイズ部 MD2課 統括課長)によれば、「売れ筋の『Sシリーズ』では、ストア独自デザインとしてDisneyキャラクターとのコラボに力を入れている」という。

 「Sシリーズ」には、ストア限定モデルとして「Disneyキャラクターモデル ハートコレクション」が用意されており(8GBモデルが13,800円~)、「ミッキー&ミニー」「スティッチ」「くまのプーさん」の中から無料で刻印キャラクターを選ぶことができる。カラーは鮮やかで可愛いブルー、グリーン、ライトピンク、バイオレットなど全9色で、人気があるのは明るめの紫のようなプリンセスライラック。キャラクターや色づかいを含め、「色やデザインは女性に向けたもの」(岩田氏)としている。さらに無料で最大15文字の刻印サービスも提供し、プレゼント用のギフトとして好評なのだという。

 一方で、「男性ユーザーにも幅広く支持されている」(岩田氏)とのことで、すでに生産が完了した3型有機ELパネルを搭載したフラッグシップモデル「Xシリーズ」などは、鏡面仕上げのデザインに人気が集中したそう。その流れもあってか、現モデルの「Eシリーズ」では、ストアオリジナルカラーとして「スモーキーブラック」を展開。こちらはエントリーモデルなのだが、4GBモデルが11,800円~とは思えない高級感が漂う。このモデルは、職人がひとつひとつ磨き上げたこだわりを見せており、岩田氏は「スマートフォンなどと併用した音楽専用機として利用してもらえれば」と話してくれた。
《RBB TODAY》

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