【BlackBerry Day 2010(Vol.1)】BlackBerry PlayBookでオフィスと同等の体験を……加RIM CEO Lazaridis氏 | RBB TODAY
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【BlackBerry Day 2010(Vol.1)】BlackBerry PlayBookでオフィスと同等の体験を……加RIM CEO Lazaridis氏

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リサーチ・イン・モーション社 President and Co-Chief Execitive Officer Mike
  • リサーチ・イン・モーション社 President and Co-Chief Execitive Officer Mike
  • BlackBerryは、すでに1億1500万の端末が販売されており、RIM社はグローバル・モバイルフォンのトップ4のベンダーにまで成長した
  • BlackBerryを利用すれば、効率が2倍以上も改善され、データ利用率は8分の1になる。同一キャリア環境なら、BlackBerryユーザーを数倍も抱えられる計算だ
  • Deep Integration PlatformとしてのBlackBerryの位置づけ。企業の神経系統をつかさどる、さまざま役割を果たす
  • 7型マルチタッチディスプレイに、ARM Cortex-A9 デュアルコア 1GHzプロセッサを搭載し、Flash 10.1もサポートするプロフェッショナルクラスのタブレット。まずWi-Fiモデルが登場する見込み
 リサーチ・イン・モーション・ジャパン(RIMジャパン)は18日、東京ミッドタウン・ホールにて「BlackBerry Day 2010-Change your everyday-」を開催した。会場では、BlackBerry Bold 9700の体験コーナーや、BlackBerry関連製品およびサービスの展示、各種講演・セッションなどが行われた。午前中に催された基調講演の模様について報告する。

 基調講演には、加RIM CEOのMike Lazaridis氏が登壇した。Lazaridis氏は、まずBlackBerryによるビジネスプロセスの変革について話題を向けた。1997年ごろのワイヤレスネットワーク黎明期から、現在までを振り返り、同社がどのように企業のワークスタイルを変えてきたのか、なぜBlackBerryがユーザーに受け入れられてきたのかを説明。

 Lazaridis氏によれば、BlackBerryはナンバー1のビジネス・ワイヤレス・ソリューションになったが、BlackBerryが登場した1999年頃は、まだグローバルに企業をつなげることは難しかったという。しかし、この10年間で、BlackBerryがマイクロソフトやロータスなどのソリューション全般にわたり対応できるようになり、10万人規模以上の巨大企業でもパワフルかつ有機的につなげられるようになった。すでに1億1500万の端末が販売されており、合計175ヵ国で565拠点にわたるキャリアからの接続が可能な状態だ。

 BlackBerryを初めて市場投入した際に、ユーザーから求められたことは「セキュリティ」だったという。Lazaridis氏は「セキュアなシステムをいち早く確立することで、政府、警察、軍、銀行などから信頼を勝ち得ることができた。データローミングも効率よく圧縮を掛けて伝送しているため、バッテリーを節約しながら、プッシュ環境でも長時間使えるようになった。これによりキャリア側の資産を最大限に利用できるメリットが生まれた」と説明する。

 今後、BlackBerryは一体どこに向かうのだろうか? Lazaridis氏は「これまでBlackBerryはプロ用の生産性向上デバイスとして用いられてきた。搭載プロセッサも、画面も、キーボードも、バッテリーなどのスペックも最大限に改善した。しかし性能的には限界が見えてきたのも事実。そこで、さらにユーザーがBlackBerryを使ってくれる工夫をする必要があった」と語る。

 たとえばオフィスの外でも、オフィスと同様の体験ができるようにしなければならない。そこでスマートフォンの最大の問題を解決すべく開発したのが、大画面スクリーンを採用したタブレット「BlackBerry PlayBook」だ。これは同社にとって初となるマルチコア、マルチプロセッシング、マルチタスクのタブレットだ。従来から蓄積されてきたノウハウを継承し、セキュアなBluetoothの暗号化技術を踏襲。BluetoothでBlackBerryとPlayBookの同期を取りながら大画面でアプリケーションを扱える(amplified view機能)。

 BlackBerryのデータはPlayBookに移されるが、PlayBookの中には情報を残さないセキュリティ性も特徴の1つだ。また1080pの高解像度をサポートするHDMI出力端子もサポート。さらにFlash10.1、HTML5などにも対応し、PlayBookのリッチなアプリケーションが容易に作れるようになるという。

 「PlayBookによって、まったく妥協のない体験をユーザーに届けることができるだろう。PlayBookとiPadを比較してみれば、PlayBookのパフォーマンスやアドバンテージが良く分かるはずだ」とMike氏は胸を張る。「我々はユーザーの企業環境のために異なるネットワークをシームレスに結び、それを最低限のコスト、かつ最大限のセキュリティで使えるようにしていく。これらは、すでに10万人以上の大企業でも証明されている技術である」と述べて、講演を結んだ。
《RBB TODAY》
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