日本IBM、NPO団体をクラウドで支援……「LotusLive」を無償提供 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

日本IBM、NPO団体をクラウドで支援……「LotusLive」を無償提供

エンタープライズ ソフトウェア・サービス
「オンライン・コラボレーション: LotusLive」紹介サイト
  • 「オンライン・コラボレーション: LotusLive」紹介サイト
  • 「LotusLive」ダッシュボード画面
 日本IBMは14日、紛争・災害・貧困といった社会的課題の解決をめざすNPO法人3団体を対象に、情報共有や活動管理などの企業向けコラボレーション機能をパブリッククラウドで利用できるサービス「IBM LotusLive」を無償提供すると発表した。

 今回対象となるNPOは「国境なき子どもたち」「ピースウィンズ・ジャパン」「チャリティ・プラットフォーム」の3団体。日本IBMは、3団体に合計70ユーザー分のライセンスを提供、日本IBMのボランティア社員が各団体のユーザー登録および使用方法の研修を行う。また、日本IBM社員のボランティア活動として、このサービスの使用方法の研修と業務への適用ガイドおよび問い合わせ対応も提供する。期間は2011年12月末まで。

 「LotusLive」は、ファイル共有や管理、アクティビティ管理、Web会議、アンケート実施・集計などの企業向けコラボレーション機能をパブリック・クラウドで提供するサービス群。これまで電子メールでやりとりしてきた情報やファイルを整理したり、スレッド形式で履歴を残しながら共有することが出来る。また、組織の外のユーザーを「ゲスト」としてこれらの協同作業に参加させることや、外部に公開可能なWeb会議を開催することも可能。また、クラウドコンピューティングを基盤としておりシステムの運用・保守はIBMが行う。

 「LotusLive」を活用することでNPO法人では、対面で行っていた会議や支援者向けイベントを、LotusLiveのWeb会議機能を利用することができる。これにより移動や会場利用費など、開催にかかるコストを抑えることができる見込みだ。あるいは、メールへのファイル添付に依存していた連絡業務を、組織の知識として体系化、共有することも可能となる。

 「ピースウィンズ・ジャパン」では、イラク、スーダン、スリランカ、ハイチ、といった海外事務所の進捗を定期的に、メールで東京の事務所に報告しているが、こういった情報をLotusLiveで共有することで、8つの海外事務所がお互いの活動を必要な際に参照することができるようになるという。
《冨岡晶》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top