ソニー、携帯電話向け裏面照射型CMOSイメージセンサーを2011年から出荷開始 | RBB TODAY
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ソニー、携帯電話向け裏面照射型CMOSイメージセンサーを2011年から出荷開始

IT・デジタル デジカメ
上段の左がIU081Fで右がIU105F2/下段の左がIMX081PQで右がIMX105PQ
  • 上段の左がIU081Fで右がIU105F2/下段の左がIMX081PQで右がIMX105PQ
  • 1/2.8型有効1,641万画素 裏面照射型CMOSイメージセンサー「IMX081PQ」のサンプル画像の比較
  • 1/3.2型有効813万画素レンズモジュール「IU105F2」(裏面照射型)の低照度時(20ルクス)撮影サンプル画像の比較
 ソニーは7日、携帯電話向けの裏面照射型CMOSイメージセンサー「Exmor R(エクスモア アール)」と、小型オートフォーカスレンズモジュールを発表。この商品化により、携帯電話のデジタルカメラ機能で、薄暗いシーンでも低ノイズで高画質な静止画/動画撮影を可能にしたという。

 Exmor Rは、従来のCMOSイメージセンサーの画素構造(表面照射型)と異なり、シリコン基板の裏面側から光が入射する構造にすることで、高感度や低ノイズなどの撮像特性を大幅に向上させたCMOSイメージセンサー。すでに同社製デジタルカメラやデジタルビデオカメラに搭載しているが、今回は携帯電話のデジタルカメラ機能向けに「IMX081PQ」「IMX105PQ」の2モデルを商品化した。

 IMX081PQは、業界最小の1.12μm単位画素を採用し、世界初をうたう1/2.8型有効1,641万画素を可能としたもの(業界最小/世界初は同社調べ)。IMX105PQは、1.4μm単位画素を採用し、より高感度性能を持つ1/3.2型有効813万画素とした。

 また、両センサーを搭載した携帯電話向けの小型オートフォーカスレンズモジュール「IU081F」「IU105F2」の2モデルも商品化した。

 IU081Fは、有効1,641万画素のセンサーを搭載するオートフォーカスレンズモジュールとして同社調べで業界最小・最薄クラスをうたい、サイズは幅10.5×高さ7.9×奥行き10.5mm。IU105F2は、有効813万画素のセンサー搭載では業界最小・最薄クラスをうたい、サイズは幅8.5×高さ5.67×奥行き8.5mm(いずれも同社調べ)とした。

 出荷開始時期とサンプル価格、おもな仕様として、IMX081PQは2011年1月からの出荷開始を予定し、サンプル価格は2,500円。IMX105PQは2011年4月出荷開始予定で同価格1,500円。ともにフレームレート15コマ/秒でフルHDの動画撮影に対応する。

 IU081Fは2011年3月出荷開始予定で同価格12,000円。F値は2.6。IU105F2は2011年4月出荷開始予定で同価格8,000円。F値は2.4。ともに焦点距離は35mm判換算で28mm、レンズ構成はプラスチック4群4枚。
《加藤》
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