富士フイルム、撮影した3D画像から被写体のサイズが計測できるシステムを開発 | RBB TODAY

富士フイルム、撮影した3D画像から被写体のサイズが計測できるシステムを開発

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フルカラー情報付き3Dデータの表示例
  • フルカラー情報付き3Dデータの表示例
  • FUJIFILM 3D計測システムの利用例
  • FinePix REAL 3D W1の前面
  • FinePix REAL 3D W1の背面
 富士フイルムは22日、同社製の3Dデジタルカメラ「FinePix REAL 3D W1」で撮影した3D画像から被写体の寸法・面積・立体形状を計測する業務用「FUJIFILM 3D計測システム」を開発したと発表。年内の市場導入を予定する。

 同システムの特長は、計測したい対象物の3D画像をFinePix REAL 3D W1で撮影し、専用の画像処理ソフトウェアで処理するだけの簡単な作業で計測できること。またポイントとして、動く被写体の形状計測やカラー情報の取得が可能になった点が挙げられる。

 そのため、同システムにより、建築現場での測量や現場記録、文化財や構造物の形状計測、自動車や家具のサンプル作製のための3Dモデリングなど、計測が求められるさまざまな場面で作業効率が向上。さらに、建物の外壁など手の届かない場所の対象物や、彫像など複雑な形状をした対象物といった、従来のレーザータイプの計測器では手間がかかり、困難であった測定が容易に進められると期待される。

 また、同システムで利用する専用の画像処理ソフトウェアには、撮影画像中の2点を指定することにより2点間の距離を計測する機能や、カメラから離れた指定した範囲内の対象物の3Dデータを得る機能などを搭載。たとえば、カメラから3~5m離れた範囲を指定した場合、被写体のなかからその範囲内の対象物を測定できるなど、さまざまな分野のニーズに合わせた使いやすい機能を備えるという。測定精度は同社の評価方法で、被写体までの距離が2m、寸法が1mの被写体に対して±5mm(0.5%)以内。

 FinePix REAL 3D W1は2009年8月発売の3Dデジタルカメラ。有効画素数1,000万画素の2つのCCDと、画像処理プロセッサ「リアルフォトエンジン3D」を搭載し、高画質で自然な3Dの静止画と動画を撮影可能。本体内蔵の2.8V型液晶ディスプレイでは両目に別々の画像を投影する「ライトディレクションコントロールシステム」により、撮影した3D画像を専用メガネなしの裸眼で確認できる。撮影/再生ともワンタッチで3D/2Dの切り替えが可能。

 なお、今回発表の「FUJIFILM 3D計測システム」は、6月23日~25日に東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で開催される「3D&バーチャルリアリティ展」で参考展示する予定。
《加藤》

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