マイクロソフト、Windows Phone 7向け最新モバイル開発プラットフォームを発表 〜 無償ツール公開も | RBB TODAY
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マイクロソフト、Windows Phone 7向け最新モバイル開発プラットフォームを発表 〜 無償ツール公開も

エンタープライズ モバイルBIZ
「MIX10 Virtual Pressroom」サイト(画像)
  • 「MIX10 Virtual Pressroom」サイト(画像)
  • 「Windows Phone for Developers」サイト(画像)
 米Microsoft Corporation(マイクロソフト)は米国時間15日、Windows Phone 7 Series向けのエンドツーエンドなモバイル開発プラットフォームや開発者向けの無償ツールなど最新のプラットフォーム テクノロジを発表した。

 米ネバダ州ラスベガスで開催されている、Web開発者とWebデザイナーのためのカンファレンスである「MIX10」で発表されたもの。同カンファレンスには、.NET Developer Platform担当コーポレート バイスプレジデントであるスコット ガスリー氏と、コーポレート バイスプレジデント兼WindowsPhone Program Management担当ディレクターであるジョー ベルフィオーレ氏が登壇している。

 この開発プラットフォームは、さまざまなデバイス上で、さらに強力なユーザー エクスペリエンスを実現することを可能とするもので、SilverlightやXNAFrameworkなどのテクノロジを利用しており、斬新なモバイル アプリケーションや3Dゲームの開発が可能だという。とくにWindows Phone 7 Seriesでは、リッチなインターネット アプリケーションの構築を可能にするSilverlightのコア機能のサポートと、ゲーム開発の仕組みであるXNA Frameworkのサポートを同時に提供することで、アクセレロメーターの利用(Accelerometer、身体の動きに反応する直感的なコントロールが可能)、ロケーション サービスの利用(ロケーション情報を入手するための一元的なポイントを提供)、通知サービスの利用(アプリケーションが稼働していないときでも、携帯電話に情報を送り込むことができる)、デジタル著作権管理機能(DRM:Digital Rights Management)付のハードウェア アクセラレーションを利用したビデオ、IIS Smooth Streaming技術、マルチタッチ、カメラやマイクロフォンなどをより容易に利用可能にするとのこと。

 またマイクロソフトは、Windows Phone 7 Series上でSilverlightをサポートするための包括的なツール群の提供を開始したことを発表した。このパッケージには、Microsoft Visual Studio 2010 Express for Windows Phone、Visual Studio2010 RC 1と組み合わせて使うためのWindows Phone 7用アドイン、XNA Game Studio 4.0、アプリケーション テスト用のツールであるWindows Phone 7 Series Emulator、Expression Blend for Windows Phone Community Technology Preview(個別のダウンロードとして提供)が含まれているという。

 さらにマイクロソフトは、マーケットプレース サービスである「Windows Phone Marketplace」の詳細もあきらかにした。マーケットプレース サービスの決済では、クレジットカードによる即時購入、携帯電話会社による課金、ならびに広告支援といった複数のタイプが利用可能とのこと。またアプリケーションの購入にあたって事前に試用できるとのこと。すでにさまざまな有力企業がWindows Phone 7 Series向けのアプリケーションやゲームの開発を進めている。なおSilverlight 4のRC版、Expression Blend 4のベータ版も公開された。これらツール類は、開発者向けサイト「Windows Phone for Developers」からダウンロード可能。
《冨岡晶》
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