ドコモ、ASP「オートGPSかんたん導入サービス」提供開始 〜 エリアに応じて携帯にコンテンツ配信 | RBB TODAY
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ドコモ、ASP「オートGPSかんたん導入サービス」提供開始 〜 エリアに応じて携帯にコンテンツ配信

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「オートGPSかんたん導入サービス」とは
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 NTTドコモは25日、携帯電話位置情報の自動定期測位機能(オートGPS機能)を利用することで、位置情報と連動した情報配信や位置情報履歴を活用サービスを可能とするASP「オートGPSかんたん導入サービス」を発表した。コンテンツ配信企業向けに、2月1日から提供を開始する。

 「オートGPSかんたん導入サービス」は、携帯電話の位置情報を活用したサービスの提供を希望される企業に対して、オートGPS機能を設定する基本iアプリに加え、同機能により取得した位置情報と連動した情報の自動配信機能や、利用者の行動分析に活用できる位置の履歴情報を提供するサービスだ。対応機種は、docomo STYLE seriesのF-02B、N-01B、P-02B、docomo PRIME seriesのF-01B、F-04B、N-02B、P-01B、SH-01B、docomo SMART seriesのF-03B、docomo PRO seriesのSH-03B(1月25日現在:未発売機種を含む)。提供対象となるのは、オートGPS機能を利用したサービスを提供予定のコンテンツ配信企業、および企業システムにて携帯電話の位置情報を活用予定の一般法人企業で、全国のドコモ法人営業部門が対応する。ASP初期登録料金、および月額利用料が必要となるが、利用条件によって金額が異なる。

 「オートGPSかんたん導入サービス」により、コンテンツ配信企業は、例えば、旅行中には観光スポット情報やグルメ情報、日常生活においては、近くの店舗のクーポン情報、天気情報など、サービス利用者のその時々の居場所に最適な情報を提供することが可能となる。さらに、コンテンツ配信用途だけでなく、定期的に位置情報を取得できる特性を活かし、位置の履歴情報をブログへ付与することや、移動距離に応じてポイントが取得できるサービスなども可能となる。一般法人企業では営業マンの行動把握や車両管理などの用途でも利用可能とのこと。

 「オートGPSかんたん導入サービス」では、オートGPS機能を利用するための携帯電話用の基本アプリ(iアプリ)をドコモから提供するため、導入企業は個別にiアプリを開発することなく、簡易にサービスを提供することが可能。本アプリでは、オートGPS機能のON/OFF切り替えやプッシュ型情報配信機能による情報の配信日時などの設定が可能。また、導入企業が指定したエリアにサービス利用者が移動した際、指定した情報(メッセージ・画像など)をプッシュ型で配信することも可能だ。エリアは導入企業にて管理画面の地図上で簡単に設定でき、サービス利用者の、その時々の居場所に最適な情報を提供できる。また、Web-API経由での設定にも対応しており、導入企業のサービス設計次第でサービス利用者からのリアルタイムなエリア設定なども可能となる。さらに、サービス利用者の位置情報履歴をサーバ上に蓄積し、導入企業において位置情報履歴に基づいたサービスが提供可能となる。また、特定エリアへの滞在時間に応じた情報配信や、蓄積した位置情報の統計データを元にマーケティングデータとして活用することも可能とのこと。

 具体的な活用サービスとしては、JTBパブリッシングが「るるぶmobileアプリ」を2月1日より開始する。サービス利用者の居場所にあった、観光・レジャー・グルメ・イベントなどの多彩な情報や、利用者の行動履歴や属性などに基づいて推奨するスポット情報をタイムリーに提供するサービスで、街歩きや観光に必要な情報を、簡単に入手することが可能だ。またリクルートが、恋愛中のカップルをターゲットにした携帯サイト「恋帳」にて、オートGPS対応iアプリを利用して、お勧めのデート情報をプッシュ配信するサービスを3月下旬以降に提供開始する予定だ。
《池本淳》
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