【スピード速報(160)】シルバーウィーク終了直後にアップ速度が急降下 | RBB TODAY
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【スピード速報(160)】シルバーウィーク終了直後にアップ速度が急降下

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縦軸は平均速度(Mbps)、横軸は時間帯。最遅時間帯はダウンレート、アップレート共に30日となった。アップレート最遅は14〜15時の8.75Mbpsで、なんと、10Mbpsにも満たない極端な低速になっていた。シルバーウィークが明けてもっともビジネス利用の多い日・時間帯だったことが原因ではなかろうか
  • 縦軸は平均速度(Mbps)、横軸は時間帯。最遅時間帯はダウンレート、アップレート共に30日となった。アップレート最遅は14〜15時の8.75Mbpsで、なんと、10Mbpsにも満たない極端な低速になっていた。シルバーウィークが明けてもっともビジネス利用の多い日・時間帯だったことが原因ではなかろうか
【スピード速報】はhttp://speed.rbbtoday.com/の1週間分の計測データをもとに各種の統計データを速報でお伝えする。このサイトはIXに計測専用サーバを置き、月間計測数は数十万を超え、統計データとしても十分な精度と信頼性を持っている。

 今回はシルバーウィークのスピード傾向をお伝えする。9月18日(金)〜9月24日(木)の全測定データを無条件に用いて、2時間を単位とする時間帯ごとの平均ダウンロード速度(ダウンレート)と平均アップロード速度(アップレート)を算出し、グラフ化した。

 見ての通り、ダウンレートのピーク時間帯は23日(秋分の日)の4〜5時台で37.9Mbpsであった。シルバーウィーク5連休最終日の早朝であり、ダウンレートはこの時間帯をピークに急速に低下している。そして、アップレートのピーク時間帯はその1日前の22日(国民の休日)の2〜3時台で、速度は24.6Mbpsに留まった。昨年末〜年始のアップレート最高値である44.6Mbpsを大きく下回り、ゴールデンウィークの29.5Mbpsと比べても平凡な値である。

 これに対して、最遅時間帯はダウンレート、アップレート共に連休明けの24日(木)となった。ダウンレート最遅は12〜13時の16.8Mbpsであり、ピークの半分に満たない低速である。また、アップレート最遅は14〜15時の8.75Mbpsで、なんと、10Mbpsにも満たない極端な低速になっていた。これはピーク時の3分の1程度の速度であり、24日だけでも未明から午後に向かって過去まれにみるような急激な速度低下が現れている。一般に、ダウンレートにはホームユースの、アップレートにはビジネスユースの影響が出やすいと考えられるので、シルバーウィークが明けてもっともビジネス利用の多い日・時間帯だったことが原因ではなかろうか。

 さて、過去の「特異な速度傾向が現れやすい期間」の統計でしばしば見られた「速度変化が乏しい時間帯が続く現象」だが、今回のグラフでも「!」マークで示したあたりに現れている。これは20日(日)のアップレートで、終日17.9Mbpsから20.9Mbpsの間でほとんど変化していない。この現象の発生理由は相変わらずわからないが、年末年始やゴールデンウィークなどの連休で生活リズムの変化が見られやすい時期に毎回のように起こっている。今後も「特異な速度傾向が現れやすい期間」をターゲットにこのような分析をしていこう。
《平野正喜》
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