【スピード速報】こどもの日の未明がダウンロード最速、なんと47Mbpsオーバー! | RBB TODAY
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【スピード速報】こどもの日の未明がダウンロード最速、なんと47Mbpsオーバー!

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縦軸は平均速度(Mbps)、横軸は時間帯。ダウン速度が最高だったのは子供の日の未明4〜5時で、なんと47.1Mbpsを記録した
  • 縦軸は平均速度(Mbps)、横軸は時間帯。ダウン速度が最高だったのは子供の日の未明4〜5時で、なんと47.1Mbpsを記録した
【スピード速報】はhttp://speed.rbbtoday.com/の1週間分の計測データをもとに各種の統計データを速報でお伝えする。このサイトはIXに計測専用サーバを置き、月間計測数は40万を超え、統計データとしても十分な精度と信頼性を持っている。

 今回はゴールデンウィーク中盤のスピード傾向をお伝えする。今年のゴールデンウィークは分散化傾向が高かったことから、前後数日を除いた4月29日〜5月5日の全測定データを無条件に用いて、2時間を単位とする時間帯ごとの平均ダウンロード速度(ダウン速度)と平均アップロード速度(アップ速度)を算出した。

 グラフを見ての通り、ダウン速度とアップ速度のピークは丸一日ずれている。ダウン速度が最高だったのは5日(月)=子供の日の未明4〜5時で、なんと47.1Mbpsを記録した。この統計では過去数回に渡って同様の分析を行ってきたが、2時間単位の無条件集計で40Mbpsを超えたことは一度も無い。インターネット全体の帯域の余裕など、いくつかの好条件が重なったと想定できるが、ダウン速度はその丸一日前の4日の同じ時間帯にも40Mbpsを超えており、ゴールデンウィークの特殊性の反映とも考えられる。

 その4日の同じ時間帯がアップ速度のピークであり、これも過去最高の38.8Mbpsを記録した。特異な期間と時間帯とはいえ、全回線種別のアップロード速度の平均が40Mbps近くに達するとは数年前では考えられなかったことではなかろうか。

 これに対して、ダウン速度とアップ速度の谷は、ゴールデンウィーク中央の平日3日間をはさむかたちで分散して現れた。ダウン速度が最も低かったのは4月29日(火)20〜21時で、ピークの半分弱の21.4Mbpsであった。そして、アップ速度の谷は3日(土)16〜17時の15.8Mbpsであり、ピークの速度とは2.46倍もの大差になっている。この時間帯のダウン速度も最低速とほぼ同程度に低く、3日の夕方はゴールデンウィーク中盤における最低速時間帯といえよう。

 次に、日ごとの変化に目を移すと、連休である3日(土)から5日(月)においては速度の変化が非常に大きく、平日の30日(水)から2日(金)では変化が小さいことがわかる。特に2日の未明と深夜を除く時間帯(「!」で示した部分)は、ダウン速度は30Mbps以上、アップ速度は25Mbpsと高め安定で変化が非常に乏しい。

 この「上下動がほとんど無い時間帯の出現」という特異な現象の明確な原因は相変わらずわからない。しかし、年末年始、ゴールデンウィーク、お盆休みという多くの日本人の生活パターンが変わる時期にはなぜか出現してきた。次は、今年のお盆休みのスピード傾向に注目しよう。
《平野正喜》
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