NEC、帝京大学医学部附属病院に大規模ユニファイド・コミュニケーションシステムを納入 | RBB TODAY
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NEC、帝京大学医学部附属病院に大規模ユニファイド・コミュニケーションシステムを納入

エンタープライズ その他
新電話システム概要
  • 新電話システム概要
  • 無線IP電話機を使ったナースコール連動システム全体図
  • 病院内での携帯電話使用のイメージ
  • ナースコール着信イメージ
 NECは1日、帝京大学医学部附属病院に、FOMA/無線LANデュアル端末「onefone(ワンフォン)」を活用した大規模なユニファイド・コミュニケーションシステムを納入したことを発表した。

 帝京大学附属病院は、全国にある82の特定機能病院の1つとして高度先端医療を行い、5月に病床数1,154床の新病院棟を開院した。ユニファイド・コミュニケーションシステムは、地上19階・地下2階の病院全館に敷設された無線LANネットワークを中核に、各ベッドに設置されているナースコールや医療スタッフが保有する携帯端末「onefone」を連携させたもの。新システムは、SIP対応テレフォニーサーバ「UNIVERGE SV7000」、無線LANコントローラ「UNIVERGE WL5100」およびアクセスポイント「UNIVERGE WL1500-AP」を中核に構成されたインテリジェント無線LANネットワークシステムに、医療スタッフ向けFOMA/無線LANデュアル端末「onefone」約800台、院内専用無線IP電話機「MH250」265台を連携したユニファイド・コミュニケーションシステムとなる。

 新システムの導入により、帝京大学附属病院では、患者からのナースコールに対して、「onefone」を通じて即座に呼び出し場所や要件が医療スタッフに伝達され、患者への迅速な対応が可能になる。スタッフが保有する「onefone」には、患者の部屋番号とベッド番号、点滴や手洗いなどの要件が表示される。緊急度に応じて着信音やイルミネーションも変更可能だ。あわせて、「onefone」のインスタントメッセージを活用しスタッフ間で円滑に情報伝達を行うことで、患者へのより手厚い看護を実現する。また、現在、「onefone」と患者の検診装置の連携を試行中で、検診結果に異常値が検出された際に、スタッフが保有する「onefone」にアラート情報を通知するなど、将来的には、患者の緊急事態にも対応可能なシステムとなる予定だ。

 帝京大学附属病院のコメントによると、「普段から使い慣れている携帯電話を活用するため、新システムがスタッフにスムーズに浸透した」、「院内ではレイアウト変更が頻繁に行われるので、LANケーブルを挿し替えるだけで電話機の移設ができ、コストと作業負荷の削減効果が期待できる」とのことだ。
《池本淳》
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