日本オラクルと富士通、データベース特化型の情報ライフサイクル管理の提供で協業
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ILMは、企業で日々増大する情報の効率的、効果的な管理の需要に応えることができる中核のITソリューションで、ストレージの効果的な導入と運用や、高度なデータベース管理技術が不可欠となる。日本オラクルと富士通は、特にデータベースにおける情報管理に関心の高い企業の需要に応えるため、ストレージとデータベース技術の連携に関する検証を共同で行った。ILMの共同検証は、日本オラクルが2006年11月に開設した、グリッドを基盤に実システムに近い環境でビジネス・ソリューションの実証を目的とする「Oracle GRID Center(オラクル・グリッド・センター)」で行われた。富士通のUNIXサーバ「SPARC Enterprise M4000, M3000」2ノード、ストレージシステム「ETERNUS4000モデル500」を使用。データベースに「Oracle Database 11g」の「Oracle Partitioning」と「Oracle Real Application Clusters 11g」を活用した。データベースに格納するデータを「Oracle Partitioning」機能で分割し、「ETERNUS」上に構築されたFCディスクとSATAディスクの領域に、格納されるデータの特性にあわせて移動および配置する構成をもとに検証を行ったとのこと。
両社は、データベースのILMを実現するソリューションを確立するため、FCディスクとSATAディスクを1つの「ETERNUS」筐体内に搭載した階層型ストレージシステムを構築。ILMにおける高速ディスク(FCディスク)からニアラインディスク(SATAディスク)へのデータの移動に関する検証、ニアラインディスク(SATAディスク)のデータに対する業務処理の性能検証、ILMのバックアップへの影響とバックアップ性能検証などを行った。ILMソリューション実現のためのデータ移動に関しては、「ETERNUS」の特長的な機能であるRAIDマイグレーションを利用したデータ移動と「Oracle Partitioning」の機能であるMove Partitionによるデータ移動の2つの手順を検証し、データベースのILMソリューションに必要なデータ移動手順を明確にした。今回検証したILMソリューションを活用し、階層型のストレージ構成をとることにより、情報の保存にかかるコストの最適化、大容量のSATAディスク採用による消費電力量の削減、エコモード活用による消費電力量の削減などが可能だという。
今回の検証により、富士通のプラットフォームと「Oracle Database 11g」を活用したデータベースILMソリューションは、ストレージコストの最適化と消費電力量の削減に有効なソリューションであることが確認されたとのことで、今後はこの検証結果と経験やノウハウを、ILMの包括的なソリューションに組み入れて顧客に提供を行うとしている。
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