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NEC、業績予想修正——営業損益改善も、営業外損益悪化で経常損失が拡大

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 日本電気(NEC)は8日、1月30日に公表した平成21年3月期(平成20年4月1日〜平成21年3月31日)の業績予想を修正した。

 当初公表された連結業績予想は、売上高が4兆2,000億円、営業損失が300億円、経常損失が900億円、当期純損失が2,900億円。修正された業績予想では、売上高が0.4%増の4兆2,160億円、営業損失が60億円、経常損失が930億円、当期純損失が2,970億円となっている。

 また、個別業績予想は、売上高が0.8%減の2兆2,410億円、営業損失が200億円から10億円、経常損失が250億円から220億円、当期純損失が4,900億円から4,750億円となった。

 営業損益については、IT/NWソリューション事業の改善などにより、前回予想に比べ240億円改善の60億円の損失となる見込み、経常損益については、営業損益が改善するものの係争案件等に関わる損失見込み額を引き当てることなどによる営業外損益の悪化により、前回予想に比べ30億円悪化の930億円の損失となる見込み、当期純損益に関しては、経常損益の悪化や事業構造改善費用等の特別損失の増加などにより、前回予想に比べ70億円悪化の2,970億円の損失となる見込みだと同社は報告した。

 また、個別業績予想に関しては、連結業績と同様の理由により営業損益は前回予想より改善する見込みで、経常損益は営業損益の改善により前回予想より改善する見込み、当期純損益は経常損益の改善に加えて、関係会社株式評価損失等の特別損失の減少により、前回予想に比べ改善する見込みだと報告している。
《織本幸介》
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