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NEC、音声認識技術を利用した「講演録作成支援サービス」をSaaS型で提供

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 NECは16日、音声認識技術を利用した「講演録作成支援サービス」を、SaaS型サービスとして4月1日より提供を開始すると発表した。

 「講演録作成支援サービス」は、企業の年頭訓示や入社式、創立記念などでの幹部の講話や、セミナーでの講演やQ&Aの音声をネットワーク経由でテキスト化し、講演録のドラフトを自動作成するものだ。利用者は、文字化されたドラフトの確認したいか所の音声を繰り返し再生しながら編集できるので、的確な講演録を迅速に作成できる。講演録はブラウザベースで参照可能であり、関係者間での情報共有も容易だ。講演資料から専門用語を登録することで、利用者固有の組織名や商品名などでも音声認識が可能となる。サービス化にあたっては、NEC矢野社長が行った年頭訓示、創立記念講演、ビデオメッセージ、iEXPO&ユーザフォーラム エグゼクティブセミナー等に適用し、講演録作成時間の半減、講演録の正確なテキスト化を確認したという。

 NECでは、中央研究所を中心に長年音声認識に関する研究開発を続けている。その成果をベースに、耐騒音性に優れた「VoiceDo」をはじめ、電話音声応答システム「CSVIEW/VoiceOperator」、コンタクトセンタ支援ソフト「CSVIEW/VisualVoice」、音声認識ミドルウェア「WebOTX Speech Recognition」、議事録作成支援ソフト「VoiceGraphy」など多数の製品やソリューションとして提供されている。今回は、こうしたNECの音声認識技術ベースに新たなサービスとして提供するものだ。

 なお2008年10月に発表されした「決算説明会向け会見録作成支援サービス」は、4月からのサービス提供に先立ち、1月〜2月に開催された第3四半期決算において東レ、東京エレクトロンなど3社で活用された。「講演録作成支援サービス」についても、東レから先行受注を獲得しているとのこと。今後も、特定領域ごとにサービス提供範囲を拡大し、サービスメニューを拡充していく予定だ。「講演録作成支援サービス」の提供価格は、3万円(税別)からで、今後3年間の音声認識を活用したSaaSで約3,000件の利用を見込んでいる。
《池本淳》
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