NTT東西、NGNでのデジタルシネマ配信でTOHOシネマズ・角川シネプレックスと協業 | RBB TODAY
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NTT東西、NGNでのデジタルシネマ配信でTOHOシネマズ・角川シネプレックスと協業

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デジタルシネマのこれまでの取り組み
  • デジタルシネマのこれまでの取り組み
  • NGNを活用したデジタルシネマ配信サービス「PURE CINEMA」
 NTT西日本とNTT東日本(NTT東西)は20日、デジタルシネマの普及を目的に、NGN(次世代ネットワーク)による映画配信、ODS配信(映画以外のデジタルコンテンツ、Other Digital Stuff/Online Digital Source)における協業について、TOHOシネマズおよび角川シネプレックスと協業することを発表した。

 近年の映画は、ハリウッドのメジャー映画製作スタジオが設立した「DCI(Digital Cinema Initiatives)」で決定したデジタルシネマの映写および配給に関する「DCI仕様」に準拠した“デジタルシネマ”が世界標準となりつつある。また映画業界では、フィルム輸送や上映時の盗撮等による海賊版の市場流出防止が課題となっている他、興行会社からは、舞台挨拶や演劇の配信といった従来の映画興行とは異なるコンテンツ上映による集客モデルの確立へのニーズが高まっている。

 各国での製作や上映スクリーンのデジタル化が進展していることを受け、NTT東西と映画会社各社はあらたなサービスモデルの検討や技術検証を実施してきた。具体的には、東宝とNTT西日本によるデジタルシネマ実証実験、角川映画とNTT東西による世界初4Kデジタルシネマ上映、また東宝、TOHOシネマズ、NTT東西とハリウッド映画会社等とのデジタルシネマ配信共同実験「4K PURE CINEMA」などで、今回DCI仕様のデジタルシネマを高速光ファイバ網で配給から興行まで行うための協業に至ったと見られる。

 今後NTT東西は、デジタル上映設備を有する映画館にNGNを順次展開し、安定した映画配信を可能にするとともに、舞台挨拶や演劇のライブ配信など、ODS配信ができる環境を提供していく見込み。
《冨岡晶》
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