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来年元日はプラス1秒 — NTT東西、時報サービス117番で「うるう秒」調整

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原子時とうるう秒
  • 原子時とうるう秒
 NTT西日本およびNTT東日本(NTT東西)は2009年1月1日に、時報サービス「117」について「うるう秒」の調整を行うことを発表した。日本標準時の維持・通報を実施している情報通信研究機構(NICT)の調整に伴い実施されるものとなる。

 加入電話、INSネットの時報サービス「117」では、過去のうるう秒調整と同様に、2009年1月1日午前8時58分20秒〜午前9時00分00秒の100秒の間だけ、時報サービス「117」の秒音を100分の1秒ずつ長くして、合計で時刻を1秒遅らせ、午前9時ちょうどに日本標準時に合うようにする。

 ひかり電話の時報サービス「117」では、情報通信研究機構(NICT)の調整にあわせ、2009年1月1日午前9時00分00秒のお知らせ(ポーン音)を2回鳴らすことで調整を行う。

 ちなみに現在、時刻や1秒の長さなどは、地球の自転や公転に算出した天文学的な時刻ではなく、原子放射の振動数に基づく量子力学的な定義、いわゆる「原子時」をもとに調整された「協定世界時(UTC)」が使用されている。しかし地球の自転速度は潮汐摩擦などの影響によって変化するため、協定世界時はどうしても地球の動きと微妙にずれてしまう。そこで、協定世界時(UTC)に1秒を挿入・削除して、ずれが0.9秒以上にならないように調整することとなる。これが「うるう秒」だ。より詳しい解説は、情報通信研究機構のサイトで読むことができる。
《冨岡晶》
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