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日立、省スペースなデータセンタ環境を実現する「モジュール型データセンタ」提供開始

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「モジュール型データセンタ」イメージ図
  • 「モジュール型データセンタ」イメージ図
 日立製作所は20日、企業のIT部門やデータセンタ事業者向けに、省電力・省スペースなデータセンタ環境となる「モジュール型データセンタ」を発表した。3月31日からの提供開始となる。

 「モジュール型データセンタ」は、従来設備比で消費電力を最大27%、設置面積を最大75%削減可能とのこと。さらに「モジュール型データセンタ」に関連するソリューションを体系化し、IT機器と冷却装置などの配置を最適化するためのコンサルテーションから構築、保守までをワンストップで提供する。

 「モジュール型データセンタ」では、日立独自の冷却最適化技術を活用した空調環境コンサルティングサービス「AirAssist」による設置環境のシミュレーションを実施し、データセンタ新規設置や改善に向けたコンサルテーションを行う。その結果に基づき、ラック型空調機、水冷リアドアといった局所冷却装置やサーバ、ストレージなどのIT機器、分電盤などを、冷却効率が最大限になるように小規模な1つの「モジュール」内に最適配置し、機器稼働効率が最大となるよう「モジュール型データセンタ」を構築する。なお今回使用される局所冷却装置では内部循環型冷却を行うため、あらたなデータセンタ用冷却水や室内空調の設備も不要。

 1モジュールの大きさは6.3m×3.6m(約22平方メートル)で、1つの小規模なモジュール単位からもデータセンタを構築でき、ユーザの必要に応じて柔軟にデータセンタの拡張も可能となっている。コンサルテーション、設計、構築、保守の価格はすべて個別見積で、「モジュール型データセンタ」構築の価格は3,500万円より。
《冨岡晶》
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