避難生活を快適かつ安全に!災害活用が進む段ボール製品の数々 | RBB TODAY
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避難生活を快適かつ安全に!災害活用が進む段ボール製品の数々

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「暖段はこベッド」は災害時の避難所などでの使用を想定したダンボール製簡易ベッド。床の上に寝ることで発生する様々な健康被害の対策として効果を発揮する(撮影:防犯システム取材班)
  • 「暖段はこベッド」は災害時の避難所などでの使用を想定したダンボール製簡易ベッド。床の上に寝ることで発生する様々な健康被害の対策として効果を発揮する(撮影:防犯システム取材班)
  • 防炎段ボール「RAFEP」で作られた小物入れ。避難所の間仕切り等に「RAFEP」を使用することで、万一火災が発生した場合の被害を縮小することができる(撮影:防犯システム取材班)
  • 段ボール製簡易トイレ。普段はトイレ処理剤を保管している外装箱を、非常時に簡易便座として使用。トイレ処理剤で匂いを防ぎ衛生的(撮影:防犯システム取材班)
  • 耐水段ボールの体験展示コーナー。「エコプロ2016」には子供や学生も多く来場しており、このように彼らが楽しめるよう工夫された展示も多かった(撮影:防犯システム取材班)
 レンゴーは東京ビッグサイトで開催された「エコプロ2016」にて、ダンボール製簡易ベッド「暖段はこベッド」など災害時に活用できる段ボール製品の展示を行った。

 「暖段はこベッド」は災害時の避難所などで使用できる、ダンボール製の簡易ベッド。段ボール箱4個を枠にはめ、これを6組(2×3)並べた上に段ボールシートを上に敷くことで、195×90×35cmのベッドとなる。

 床の上に寝ると枕元を人が歩くことで粉塵やほこりが舞い上がり、喘息発作や肺炎の原因となる恐れがあるが、本製品はそうした健康被害を防ぎつつ、ダンボール自体の構造的な特徴から寒さ対策にもなる。ベッドの耐荷重は100kg以上、土台ケースの中には、衣類や小物なども収納できる。設置の際には、工具等が不要で、テープだけで簡単に組み立てられるのも大きな特徴となる。

 同社のブースではそれ以外にも、燃えにくい防炎段ボール「RAFEP(ラフェップ)」や段ボール製簡易トイレ、耐水段ボール「ハイレンコート」といった、防災に役立つ段ボール製品が展示されていた。

 環境負荷が低く、リサイクル性に優れている点が評価され、近年段ボールの国内生産量が増加し続けており、2017年の生産量は過去最高を更新する見通しだという。災害時の資材としても、軽量かつ頑丈で処分に困らないといった特徴から、様々な形で活用することが考えられそうだ。
《防犯システム取材班/鷹野弘》
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