NTTドコモと富士通は14日、日本で販売されたFOMA F905iをベースに台湾市場に対応する端末を開発したことを発表した。同端末は、台湾のFar EasTone Telecommunications Co.,Ltd.(FET)により、台湾での発売が同日発表された。 「F905i」は両社が海外市場向けに開発し初めて商用化されるものとなる。台湾のユーザ向けに中文繁体字の表示、入力等をあらたに開発し、FETのiモードサービスを台湾現地語で利用することができる。また、富士通独自技術による「スーパーはっきりボイス」や「ゆっくりボイス」など、通話音声をより聞きやすくする機能も搭載された。 FETはドコモが出資提携している戦略的パートナーであり、台湾でiモードサービスを提供しているオペレータ。さらに同社はドコモを含むアジア・太平洋地域の携帯電話事業者で結成される「コネクサス・モバイル・アライアンス」の加盟メンバーでもある。