【SaaS World 2008 Vol.3】文書の利用権限を詳細に設定——ExcelやWordにも対応のSaaS型文書管理
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「BIGLOBEドキュメントコントロールサービス」は、企業のセキュアな電子文書を、きめ細かくダイナミックに管理することができるASP/SaaSサービスだ。Adobe社が提供する「LiveCycle RightManagement ES」というアプリケーション技術をベースとし、ビッグローブのプラットフォームサービス基盤で構築・運用されている。
基本的な利用の流れは以下のとおりだ。まずユーザは各種アプリケーションで文書を作成。次にブラウザでサービスにログインし、作成したファイルをアップロードする。アップロードしたファイルにあらかじめ管理者によって作成された「ポリシー」と呼ばれる鍵を付与し、そのファイルをダウンロードすることでポリシーが適用されたPDFファイルを取得することができる。
ポリシーには文書の閲覧権限、印刷権限、複製権限、編集権限、開示期間などが設定できる。閲覧者ごとに異なるポリシーを設定することができるので、「文書を特定の人だけに見せたい」、「文書を特定の期間だけ見せたい」、「文書を特定の人以外印刷できないようにしたい」といったさまざまな設定を簡単に行うことができるのだ。
また、最近行われた機能拡張によってPDFだけではなく、ExcelやWordで作られたファイルにもポリシーを付与したり、専用のミドルウェアを利用することによって、ファイルサーバにドキュメントコントロール機能を組み込み、社内の文書管理に利用することも可能となっている。
さらに、WebAPIが公開されているため、このサービスの機能を利用した他ベンダーのサービスも多数開発されている。たとえばブレインセラーズ・ドットコムが提供するオンデマンドWeb帳票ソリューション「biz-Stream」は、基幹システムからの帳票をセキュアに出力することができるようになっている。
スキャンしたファイルにポリシーを付与してPDF化することができるPFUのカラースキャナ「fi-6000NS」のように、ハードウェアに組み込んだ製品も存在する。
「感°Report」は無数にあるブログから会社名や商品名などの指定のキーワードをボットと呼ばれる巡回プログラムがサーチし、オンラインのクチコミ情報を収集・分析することによって、従来のアンケート調査よりも手軽に、リアルタイムで信用度の高い調査結果が得られるリサーチツールだ。消費者ニーズ調査、企業・ブランドイメージ調査、風説・悪評チェック、キャンペーンの効果測定などさまざまな用途で利用されているという。
ブースではこれらのサービスやハードウェアが展示され、実際に操作してその便利さを実感できるようになっており、多くの参加者の目をひいていた。
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