NXP、独自技術を多数搭載したシングルチップTVプラットフォーム「NXP TV550」発表〜H.264デコード、HDMI受信などをサポート | RBB TODAY
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NXP、独自技術を多数搭載したシングルチップTVプラットフォーム「NXP TV550」発表〜H.264デコード、HDMI受信などをサポート

エンタープライズ ハードウェア
普及帯価格で、本物と見まごうばかりのHD画質が実現する(イメージ)
  • 普及帯価格で、本物と見まごうばかりのHD画質が実現する(イメージ)
  • 普及帯価格で、未来の視聴環境である壁掛け式液晶テレビ、インタラクティブな投票機能なども実現(イメージ)
 オランダのNXPセミコンダクターズは現地時間4日、デジタルテレビ処理と画質に関する技術を集約した新しいグローバルシングルチップLCD(液晶ディスプレイ)テレビプラットフォーム「NXP TV550」を発表した。

 「NXP TV550」は、PNX85500プロセッサ、ハイブリッドシリコンチューナー(TDA18272)、NXP独自のMAPP2(Motion Accurate Picture Processing)テクノロジを搭載し、普及価格帯のテレビにおいてHDデジタルテレビおよびインターネット機能を実現可能とする製品だ。DVB-T、MPEG4/H.264デコード、HDMI受信、デジタルSD/HDコンテンツのデコードをサポートしているほか、イーサネットおよびCI+セキュリティ機能を通じ、IP TVコンテンツの手軽な配信も支援する。

 MAPP2テクノロジは、動画からハロー効果を除去し、完璧な画質を実現するためのフレームレート変換、動画のブレ補正、シャープネス改善、発色管理などの機能を提供しており、LED(2D)セクションバックライトディミングをはじめ、ハイエンド機能の幅を大きく拡大することで最適なコントラストを保証するとともに、デジタルテレビ処理に要する消費電力を最大50%削減することができる見込みだ。

 PNX85500は45nmテクノロジをサポートする業界初のデジタルTVプロセッサ。画質プロセッサとデジタルTVプラットフォーム間の緊密な統合を可能とする。MAPPエンジンに加え、このシングルチップPNX85500はメインのアプリケーションソフトウェア実行用プロセッサとリアルタイムのメディア処理用プロセッサのデュアルコアプロセッサを搭載する。NXP TV550プラットフォームは、2009年第1四半期にエンジニアリング サンプルの提供が予定されている。
《冨岡晶》
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