NXP、モバイルネット利用の自家用車向け料金収受システムをシーメンスと共同開発 | RBB TODAY
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NXP、モバイルネット利用の自家用車向け料金収受システムをシーメンスと共同開発

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 NXPセミコンダクターズおよびSiemens Mobilityはオランダ現地時間6日に、両社が技術協力関係を結び、車載用オンボードユニットの共同技術開発を行うことを発表した。

 GPSとGSMを基盤にした「シングルチップ オンボード ユニット」システムにNXPの新しいプラットフォーム「ATOP(Automotive Telematics On Board Unit Platform)」を統合するもので、これにより、GPS/GSMモバイルネットワークを有効活用した料金収受システムが可能となる。ATOPベースのオンボード ユニットはGPS衛星からの信号を受信し、GSMベースの標準無線技術を使用して料金計算の中央システムへデータを転送する。

 NXPはGPS、GPRS(General Packet Radio Service)、NFC(Near Field Communication)を含め、料金収受のためのすべての機能を統合するチップと基本ソフトウェアを提供。また、Siemens社は、オンボード ユニットの開発とNXPのシングルチップとソフトウェア統合を行う。このオンボードユニットは、ほんの数分でマイカーに実装できるような簡素なシステムとなる見込みだ。またこのシステムには、フロントガラスに貼り付けるための、取外し不可の粘着性ビネット付き無線チップ(RFID)が含まれるとのこと。この無線チップがオンボードユニットと通信することで、料金収受を可能にするだけでなく、駐車スペース管理など他のアプリケーションにも利用できるとのこと。。  

 なおシステムの商業利用は2010年前半に予定とのこと。
《冨岡晶》
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