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東芝、PC仮想化エンジン「vRAS」を開発〜インテルのvProテクノロジーを活用

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システムイメージ図
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 東芝は8日、インテル社の「vProテクノロジー」を利用したPC仮想化エンジン「vRAS(Virtual Platform with Reliability,Availability and Serviceability、ブイラス)」を発表した。

 「vRAS」は、クライアント利用環境と信頼性・運用性に優れた仮想サーバ環境を、PC上に共存させ、仮想サーバからクライアント利用環境を監視・制御することにより、PCのセキュリティ強化と高い管理性を実現することを目指した仮想化エンジンとなっている。「vRAS」では、インテル社の「vProテクノロジー」と東芝独自のデバイス制御技術の組み合わせにより、PC仮想化による性能劣化や周辺機器の利用制限を改善されているとのこと。

 具体的な製品としては、vRASエンジンを利用した「Virtual Group Computing System(バーチャルグループコンピューティングシステム)」とPC統合セキュリティシステム「PC運用上手SS」を、企業向けPCの一部機種に搭載し、来年1月以降発売する予定だ。「Virtual Group Computing System」は、「vRAS」を採用して、オフィス内に点在するクライアントPCのシステム環境とデータ保存領域を仮想的に集約することで、サーバ機なしで管理可能とする製品。OSやアプリケーションなどのPCのシステム環境を仮想化し、部門や職種などのワークグループ単位で一元管理、共有利用が可能となる。さらに情報漏洩を防止するために、管理下のすべてのPCのユーザデータ保存領域を、仮想的に一元化・集中制御する「My Docマネージャー」機能を搭載する。

 また「PC運用上手SS」は、「vRAS」上で動作するPC統合セキュリティシステム。管理者が使用するPC上に仮想サーバ環境を構築することにより、PCをクライアントとして利用しながら、サーバ機なしで、セキュリティ強化を実現した。
《冨岡晶》
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