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NTTデータ、富士通、NECなど6社、「非機能要求グレード検討会」の検討成果を公開〜公式Webサイトを開設

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非機能要求グレードの考え方
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 NTTデータ、富士通、日本電気(NEC)、日立製作所、三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS)、沖電気工業(OKI)の6社で構成する「システム基盤の発注者要求を見える化する非機能要求グレード検討会(略称:非機能要求グレード検討会)」は29日、検討会の成果を公開する「公式Webサイト」を開設した。

 非機能要求グレード検討会は、システムの応答速度などの性能や障害時の耐性といった、目には見えない情報システムの強度や品質である「非機能要求」について、発注者から要求されるレベルの見える化と、発注者と受注者との間で確認する方法について検討する組織で、2008年4月14日に6社で発足した。

 今回、公式サイトを公開するとともに、第一弾として、2008年4月から検討してきた「システム基盤の要求項目一覧」が公開成果物として掲載されている。「非機能要求項目一覧」(PDFファイル・7ページ)は、これまでわかりにくかった非機能要求の項目を洗い出し、6つの視点で体系的に整理したものとなっている。具体的には、システムを止めずに稼働させる度合い、応答の迅速さの度合い、ハードウェアの増設の容易さ、システムの維持や更改のしやすさ、環境への配慮など、業務システムの実現において顧客(発注者)と開発ベンダ(受注者)の間で、あらかじめ明確にして合意すべき要求を整理・体系化したチェックリストとなっており、非機能要求の検討が容易になるとしている。

 今後検討会では、今回の「非機能要求項目一覧」で記載した項目ごとに、その実現レベルを段階的に示した“グレード(水準)”を策定し、発注者と受注者の共通認識を持ちやすくするため改善を図っていく予定とのこと。また、経済産業省の「情報システムのディペンダビリティ(信頼性)の向上の施策」へ協力することで、検討会の外から(特にシステム開発を発注する立場の企業)の意見を反映して成果物の有効性を高めていきたいとしている。
《冨岡晶》
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