Google検索がIPv6に対応——アドレス枯渇対策とピア接続のために
ブロードバンド
その他
-
コスパ最強の“手のひらサイズ”ミニPC「GT13 Pro 2025 Edition」「A5 2025 Edition」がGEEKOMから登場!
-
富士通ML、富士通LS、エルミック、ギガビット対応高速IPsecシステムソリューションを共同開発
-
フリービット、ユビキタス開発者支援「SemantiqNode API」開始〜DTI Ubicプランを無料提供など
IPv6対応の検索サイトは「http://ipv6.google.com/」でアクセスすることができるが、IPv6で接続できるネットワーク環境が必要だ。IPv6は、現行のIPv4より膨大なアドレス空間を持ち、一部の予測では2011年後半には新規のIPv4アドレスの割り振りが困難になるといわれている。Googleによれば、IPv4アドレスを有効活用するNAT(Network Address Translation)はネットワークアーキテクチャを複雑にし、さまざまなサービスや技術革新の障害になっているとして、IPv6アドレスの有効性を説いている。また、インターネット本来のエンドツーエンド接続、ピア接続環境のためにもIPv6は有効であるとしている。
NATを利用したIPv4アドレスは、世界中で重複のない一意のアドレスを複数のユーザーで共有するため、個々のユーザーは直接インターネットに接続しているとはいえない状態だ。自律したホストの集合であるはずのインターネットが、サーバーやホストが端末を集中管理する必要がある。反面、個々の端末やユーザーが特定しにくいなどセキュリティ面のメリットや匿名性の確保が可能になっている。
ちなみに、IPv4アドレスはおよそ43億個の固有アドレスを持つが、世界の人口は60億以上だ。IPv6アドレスならば、その60億の人間ひとりひとりに30億個のアドレスを割り当てることが可能なほど膨大なアドレス空間を持っている。アメリカの国防総省は、戦闘機の誘導ミサイル1発ずつにIPv6アドレスを割り当てて各種の制御を可能とするアイデアを持っているともいわれている。
関連ニュース
-
富士通ML、富士通LS、エルミック、ギガビット対応高速IPsecシステムソリューションを共同開発
-
フリービット、ユビキタス開発者支援「SemantiqNode API」開始〜DTI Ubicプランを無料提供など
-
NTT-Com、OCN IPv6で利用できるm2m-x認証・暗号化リモートアシスタンスシステム
-
IIJとアラクサラ、造幣局の基幹ネットワークを共同で構築〜IPv6対応と同時に信頼性を重視
-
サイレックスのIPv6-IPv4コンバータが、世界で初めて“IPv6 Ready Logo(Phase-2)”を取得
-
M-Root DNSサーバのIPv6アドレスがルートゾーンに登録される〜IPv6普及に大きな一歩
-
NTTソフトウェア、IPv6対応ネットワーク運用監視ソフトウェア「ネットキーパー」
-
ユビキタス、アドレス枯渇に向けてIPv6デュアルサービス——エネルギアコム
-
JP DNSサーバ「e.dns.jp」、海外2拠点の追加、IPv4/IPv6でのIP Anycast技術を導入