富士フイルムは3日、デジタルカメラ「FinePix」シリーズで初めて動画専用の撮影ボタンや動画編集機能を搭載した新モデル「FinePix Z20fd」を発表。4月19日に発売する。カラーはピンク、ブルー、レッド、ブラックを用意。価格はオープンで、予想実売価格は28,000円前後。 同製品は、有効画素数1,000万画素、最高感度ISO1600で、動画撮影に適したさまざまな機能を搭載したコンパクトデジタルカメラ。動画専用の撮影ボタンを新たに搭載し、静止画の撮影中でも、ワンタッチで動画撮影を開始できる。 複数回に分けて撮影した動画をつなげて1つの音声付き動画ファイルとして保存する「つなぎ撮り」モードや、動画再生時に必要な部分だけを抜き出して保存が可能な「動画カット」機能を装備する。動画形式にはMPEG-4を採用することで、従来に比べてファイル容量を約2分の1に圧縮し、長時間撮影が容易になった。「高速赤外線通信」機能で、動画送受信も可能。同製品同士で動画を共有することができる。 顔検出機能を応用した新しい機能として、シーンポジションに「顔デコ」モードを搭載。自動的に検出した人物の顔のまわりに、吹き出しやうさぎの耳などのデコレーションを入れて撮影が可能だ。 撮像素子は1/2.3型正方画素CCD。記録メディアは内蔵メモリ（約45MB）/xD-ピクチャーカード（16MB〜2GB）/SDメモリーカード/SDHCカード。 レンズは光学式3倍ズームで35〜105mm/F3.7（広角）〜F4.2（望遠）。シャッタースピードは1/1000〜3秒。バッテリーはリチウムイオン電池でフル充電時の撮影枚数は約200枚。本体サイズは幅91.3×高さ56.3×奥行き18.8mm、重さは約110g。
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