【物欲乙女日記(ルータ編)Vol.2】プラネックスコミュニケーションズ社長に突撃インタビュー | RBB TODAY

【物欲乙女日記(ルータ編)Vol.2】プラネックスコミュニケーションズ社長に突撃インタビュー

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 こんにちは。加奈子です。前回は300Mbps 11n Draft2.0対応の無線LANルータ「MZK-W04N-PKU2」を試してみました。その間に、プラネックスコミュニケーションズから「MZK-W04G-PK」という製品が登場してしまいました。無線LANルータ「MZK-W04G」と、無線LANカード「GW-NS300N2」のセットモデルで、300Mbps 11n Draft2.0対応に対応しているほか、インターネット側もLAN側も全ポートがギガビットLANに対応してます。こんなに続々、ルータを出す会社ってどんなところで、どんな人が社長なんでしょうか?と編集部で聞いたら、「インタビューしてくれば?社長さんはかなり有名な人だからさ」とのこと。で、勝手にアポ入れられて行ってきました。

——突然ですが、海外での一般家庭のブロードバンド事情についてお聞きしたいんですが

例えばこの前行ってきたイタリアなんか見ると、ミラノのシャンゼリゼ通りみたいなモンテナポレオーネ近辺にあるホテルでもプアですね。だからちょっと郊外の山の上のホテルなんていうとまずインターネットは不可能。店でインターネットやってるとしたら、それはモデムですね。それには理由があって、世界遺産になってたり、美観を損なわないようにしたりという配慮で、日本人みたいに電柱に線這わせる……なんていうそんな事できないって感覚があるんですね。

——逆に進んでいるところはどこになるんでしょうか?

むしろ東欧みたいな所の方が進むのが早いみたいです。特にロシアでは、ギガビットハブが売れてます。台湾メーカーはロシアを向いています。

——日本に目を向けてみるとどうですか?

日本はインフラ大国じゃないですか?これからはルータに求められる役割も変わってきますよ。チップセットの話で言うと、処理速度はもうどんどんアップしてるでしょ。ギガビットは当り前だし、スループットはもう限界まで来てると思います。あとは低消費電力で動くっていうのがトレンドとして出てくるでしょうね。また、色んなデバイスがチップになってるんであらゆる事が出来るようになるんですけど、新しい技術としては家電製品との連携を無線LANルータにコーディングできるようになったりということも考えられます。

——今までのルータではダメということですか?

いやいや、そんな事ないですよ。ルータに進化を求める人とそうでない人に分かれると思うんですよ。デバイスを無線に繋いで高速にダウンロードしたりとか、そのデータをセーブしたりということがプラネックスのルータ単体またはNASと連携してできたりする。だから貪欲にデバイスを取り込んでいきたい人にとっては、スピードが必要になる。また、Youtubeみたいな動画が観られるようになるとトラフィックがどんどん増えるから、P2Pみたいな技術も注目されます。例えば、うちの製品でいうとBitTorrentに対応していたり。だから、1つはユーザーの視点から新しいルーターや技術が必要になるし、もうひとつはキャリアサイドの視点もあると思うんですよ。

——キャリアサイドの話というのは

キャリアサイドにしてみれば、動画をどんどん見られたら困るわけですよ。アメリカなんかもそうなんですけど、データセンターが大変なことになってるわけですよ。「あんたのこのサーバはものすごく皆見に来てダウンロードしてるから、同じ値段じゃ受けられない」ってある日突然言われて右往左往し始める。同じ事も日本で出てきているので、効率よくデータを流す必要性が重要になる。そういう技術が業界サイドのインフラの話ですね。なので今後技術は変わってくると思います。

——新発売のオールギガビット11nルータ「MZK-W04G」のポイントっていうのはドコになってきますか?


ルータ自体にソフトが入っているので、例えば携帯からルータにアクセスして、自動でファイルをダウンロードできるようなインテリジェンスが装備されているところは面白いと思います。またUSB2.0のポートがついているので、HDDを接続すればファイルサーバーやメディアサーバになる。中に入ってるソフトは自社開発なので、将来的にはドライバさえいれればどんな機種との連携もできるようになります。

——ルータは一度買ったら買い替えない人が多いと思います。今は、ルータの買い替えの時期なんですか?

もう動画ダウンロードが身近になってきましたよね。デバイスが携帯であったりゲーム機であったり、とにかくオンライン系が進んできてるんで、その出口であるルーターが多機能で色んな可能性を持っている方が将来的にいいでしょう。ダウンロードする末端のデバイスもいろいろ増えてくるでしょうし、それがトリガーになってルータも変わってくると思うんですよね。われわれとしては是非USBつきのルーターを買っていただきたいと。通常のお客様ならMZK-04NUというUSBポートが1つついたモデルがよいでしょう。

——それにしても、私のルータは10/100なんですが、ギガ対応になるのは遅かったなってと感じるんですが

いや、今までもあったんですよ。あったんですけど、値段が高かったですね。なかなかコストパフォーマンスの良い製品をお客さんの手元に届ける事ができなかっただけですね。

——この製品にのってるチップは何になるんですか?

Star Semiconductorのチップですね。まだできたばかりで、本当に大丈夫なのか不安だったけど、先進的なチップで安心しました。性能的に言うとインテルのIXPっていうのとよく似てて処理速度が速いんです。このチップを搭載した製品が、これからも続々登場します。

——私が今触ってる製品「MZK-W04N-PKU2」には簡単設定のWPSもウリになってるみたいですが、今後もWPSは搭載していくのですか?

そうですね。今までのは設定難しかったんですけど、ここのルータのWPSのボタンを押して、子機のWPSボタン押すだけで設定が終わっちゃうんで初心者の人にも簡単に設定ができますよ。

——今後の製品展開を教えていただけますか?

データはどんどん高画質になっていくでしょ。テレビからダウンロードしたデータがフルハイビジョンだとすると、それを無線で見るのは今は難しい。今主流の11gっていう規格だと、どうしても容量が足りなかったりするんですよね。もっと速い高速な通信、帯域が必要になってきます。そこで今回取り上げている11nという高速無線LAN規格の製品が活躍するわけです。今後は高画質のデータの視聴にも対応した製品を出していきたいと思ってます。

——ロケーションフリーみたいな事も出来るようになってくるんですか?

もう、そんなのはできてるんですよ。今のロケーションフリーってアナログじゃないですか?ハイビジョンはダメでしょ。だからハイビジョンでも大丈夫な製品も考えてます。

——有難うございました。

もう社長さんの頭のなかはやりたいことがいっぱい、って感じでした。次回は、この製品を借りて、USBポートを使ったiTunesサーバ機能などを試してみたいと思います。
《RBB TODAY》

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