SBテレコムとSBモバイルによる次世代通信方式「時間・空間電波伝搬推定法」、ITU-Rで国際標準化 | RBB TODAY

SBテレコムとSBモバイルによる次世代通信方式「時間・空間電波伝搬推定法」、ITU-Rで国際標準化

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移動通信システムと電波伝搬推定法の関係図
  • 移動通信システムと電波伝搬推定法の関係図
 ソフトバンクテレコムとソフトバンクモバイルは1日に、次世代移動通信方式対応である「時間・空間電波伝搬推定法」(略称:推定法)の開発に成功し、この度ITU-R(国際電気通信連合 無線通信部門)で標準化され、ITU-R勧告「P.1816」として発行されたと発表した。

 ITU-Rによる勧告は、電気通信システム、ネットワーク、サービスに関する技術、運用、性能および保守等に関した国際規格。数年に一度世界無線通信会議(WRC)が開催され、無線通信規則(RR)を改定する。RRには法的な拘束力があり、ほぼそのまま電波法に反映される。今回勧告化された「推定法」は、さまざまな環境においてより精度の高い電波伝搬特性(空間・時間特性)を推定することができるという。

 「推定法」は、無線通信における電波伝搬の基本特性である電波の到来角度(空間特性)と、電波の到来遅延時間(時間特性)を推定する方法。通信事業者が移動通信サービスを効率良く提供するためには、都市構造が異なるさまざまな環境下において、電波の「空間特性」と「時間特性」を把握することが非常に重要となる。とくに受信電力、時間特性、空間特性を同時に考慮できる推定法は、第4世代自動通信システムで必須となる。

 将来的には、この「推定法」に準拠した次世代移動通信対応電波伝搬推定システムおよびセル設計システムが実用化されることで、多くの通信事業者は、より効率的な移動通信ネットワークシステムの構築が可能となるとしている。

 なお、本件の一部は総務省「2003年度戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)」の助成により実施された。また、ITU-Rにおける標準化活動は、総務省情報通信審議会ITU-R部会電波伝搬委員会のもとで行われた。
《冨岡晶》

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