【スピード速報】はhttp://speed.rbbtoday.com/の1週間分の計測データをもとに各種の統計データを速報でお伝えする。このサイトはIXに計測専用サーバを置き、月間計測数は40万を超え、統計データとしても十分な精度と信頼性を持っている。 地方別特集・夏の総集編に戴いた「もっと地方色の濃い統計を!」というリクエストにお応えして、今回は2007年8月23日〜8月29日の測定データのうち、ISPが明示されていたデータのみを用いて、最新の手法によりIPアドレス等を用いた発信地解析を行い、九州&沖縄地方からのデータについてISPごとの測定件数(光ファイバ(FTTH)・それ以外)を算出した。 図を見ての通り、全回線のシェアではOCNが全体の3分の1以上を占めており、地元ではトップのQTNet/BBIQ(九州通信ネットワーク)を大きく引き離している。3位以降も全国規模プロバイダが並び、ランキング上位で他に地元といえるのは、13位のOit-net(おおいたねっと)、18位のSNI(佐賀新聞・長崎新聞インターネット)しかない。 しかし、ISPごとのシェアの内訳をみると、OCNが22.5%相当に留まっていることに対して、QTNet/BBIQは13.3%相当であり、その差は10ポイントに満たない。今後の光ファイバの普及により、地元プロバイダが全国規模プロバイダを脅かすことになるかもしれない。期待したい。