「再発や二次流出の防止を徹底的に行うことが最大のお詫び」。ソフトバンクBBが顧客情報流出を謝罪 | RBB TODAY
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「再発や二次流出の防止を徹底的に行うことが最大のお詫び」。ソフトバンクBBが顧客情報流出を謝罪

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「再発や二次流出の防止を徹底的に行うことが最大のお詫び」。ソフトバンクBBが顧客情報流出を謝罪
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 ソフトバンクBBは、約451.7万人分のYahoo! BBの顧客情報流出を認め謝罪した。これに合わせて、ユーザへの対応や社内処分も発表した。

 これは、警察から依頼された流出したと見られるデータと正規のYahoo! BBのデータを照合した結果によるもの。これにより、4,517,039件の顧客情報流出が確認された。この顧客情報には現在加入しているユーザのほか、手続き中や過去に無料体験キャンペーンを利用したユーザや解約者も含まれている。

 同日夕刻にはソフトバンクグループ代表の孫正義氏をはじめとしたYahoo! BBの責任者が出席し記者会見が開かれた。この件に関して孫氏が公の場に出て説明するのは初めてだ。

(中央)孫氏のほか前回の会見から引き続き、(左)ソフトバンクBB取締役副社長兼COOの宮内謙氏(右)ソフトバンクBBシステム&サプライチェーン本部本部長の鬼頭周氏も出席した


 ここでは、ソフトバンクグループ代表の孫正義氏には減俸50%を6か月、ソフトバンクBB代表取締役兼COOの宮内謙氏と代表取締役CTOの筒井多圭志氏にはともに減俸30%を3か月の処分を行うと発表した。また、併せて関係職員についても同様の処分を実施する。

 またYahoo! BBのすべての会員と解約済みのユーザなど含め情報が流出したユーザすべてに500円相当の商品券などを送ることを発表した。金額が少ないとの質問が出たが「たとえば特定のOSに対するウイルスで被害が発生しているが、これをすべて保証していたら莫大なお金が動く。愉快犯から見れば犯行を助長することになる」(孫氏)とし、すべてのユーザに対する商品券の送付に対しては少々否定的な気持ちもあることを返した。しかし、「少しでもわびる気持ちを示したい。十分な額ではないかもしれないが苦しい中で出した答えだ」と明かした。なお、商品券の送付にかかる費用は総額40億円に上るとしている。

 これを踏まえて、「再発や二次流出の防止を徹底的に行うことが最大のお詫び」だと示した。ここでは、データベースに最高の権限でログインできるユーザを135人(昨年秋)から58人に限定したことや、研修や教育の徹底、厳罰な罰則規定を盛り込んだとしている。

 その上で、2月の決算発表で明らかにした2005年9月末までに600万回線」という目標について「600万の目標に変更はなし。がんばって行きたいと思う」と答えた。さらに、「企業として走っているエンジンを止めるのは、また違った問題がある」と今後もさらなる飛躍を目指し進めていくことを示した。
《安達崇徳》
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