[続報] ソフトバンクBB、流出した疑いのある大量の顧客情報の存在を明らかに。正規の顧客情報との照合を開始 | RBB TODAY

[続報] ソフトバンクBB、流出した疑いのある大量の顧客情報の存在を明らかに。正規の顧客情報との照合を開始

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[続報] ソフトバンクBB、流出した疑いのある大量の顧客情報の存在を明らかに。正規の顧客情報との照合を開始
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 ソフトバンクとソフトバンクBBは、24日夕刻に開催した記者会見の補足として同日深夜に2回目を開催した。この席では、流出された疑いを持つ大量の顧客情報とみられるデータの存在を認めた。

 夕刻に開催された1回目の記者発表では、ソフトバンクの広報部長である田部康喜氏のみだった。しかし、深夜に開催された2回目の記者発表ではソフトバンクBBの取締役副社長である宮内謙氏と顧客情報のシステムの責任者としてソフトバンクBBシステム&サプライチェン本部長の鬼頭周氏も説明に立ち、あらゆる質問に対応できる体制を整えた。

(左)ソフトバンクの広報部長である田部康喜氏(中央)ソフトバンクBBの取締役副社長である宮内謙氏(右)ソフトバンクBBシステム&サプライチェン本部長の鬼頭周氏。「漏洩した顧客情報の二次流出防止と犯人逮捕を最優先に進めてきた」


 流出された疑いを持つ大量の顧客情報とみられるデータの存在を認めたというのは、宮内氏が「警察からデータの照合作業を依頼されている」としたことによるもの。このデータは警察が犯人から押収したもで、正規の顧客情報と押収されたデータの照らし合わせ作業を25日から開始し数日中にも終了する予定だ。なお、押収された顧客情報の件数やサイズなどの詳細は調査中だが、かなり大量だとしている。

 また、宮内氏から事件の経緯が説明された。今回の事件は、1月7日にソフトバンク子会社の取引先が湯浅容疑者から受け取った8名分のリストに始まる。1月14日にはYahoo! BBの顧客情報の一部であることが確認された。その後、1月17日にはfuu fuuと名乗る人物(木全容疑者)から顧客対応部署に届いた104件分の顧客データを受信。1月19日にはこれらの経緯を警視庁久松警察ならびにハイテク対策センターに相談したという。さらに、1月27日には湯浅案件を2月3日には木全案件に対してそれぞれ被害届を提出した。

 また、1月23日には警察の指示のもと湯浅容疑者と都内のホテルで接触。このときに、プラスチックケースを受け取ったとしている。このプラスチックケースはすぐに警察の手に渡ったとしており、これが1回目の会見で“DVDか分からない物”とされたものだ。

 この経緯の説明の中では、恐喝されたことも明らかにされた。要求された金額など恐喝の具体的な内容だが「いろいろな要求があってすべて警察に報告しているが、ここで言っていいものか判断しかねる」(田部氏)と明言を避けた。宮内氏の説明によると恐喝は、1月21日に行われたソフトバンク総務と湯浅容疑者との面談、1月26日に湯浅容疑者からあった連絡、1月30日に受信した木全容疑者からの金銭を要求するメールの3回あったとされている。

 警察の捜査とそれに対するソフトバンクの情報提供が実り2月11日には恐喝未遂で湯浅と木全容疑者が逮捕された。このことはソフトバンクにも連絡されたが、「逮捕の事実を含めて、捜査上の理由で情報を公開しないよう厳命された。社長以下、数名しか知らされなかった」(宮内氏)と説明した。そんなことがあり、1回目の会見では田部氏から明らかにされる情報が少なかったとみられる。

 このように容疑者が逮捕されたものの、1月23日に発表された242人分も含めて流出経路の特定には至っていない。しかし、権限を持つ社員を減らす、アクセスログの監視体制の強化、アクセス時間の制限、パスワードの変更期間の短縮など顧客情報へのアクセス権限の強化、顧客情報データベースのファイアーウォールの強化などの対策が行われている。さらに、副社長である宮内氏を中心にした調査委員会を設置し、警察と連携し情報流出経路の特定を急いでいる。また、サポートセンターの体制を強化。ユーザからの問い合わせに対する体制を万全にしている。

 なお、各新聞報道では、470万人分または460万人分ともされている流出したとみられる顧客情報だが「この数字がどこから出てきたのか分からない」(同社広報)とのことだ。

 最後に宮内氏は「適時開示という上場企業の使命を果たす」と今後も新しい情報が分かり次第、随時知らせていくことを示した。
《安達崇徳》

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