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ヤフー、SCEI、ソフトバンクグループがPS2とブロードバンドを中心に提携。パッケージとネットワークコンテンツの融合時代へ

ブロードバンド その他
 ソニーコンピュータエンタテイメント(SCEI)、ヤフー、ソフトバンク・グループは、PS2を中心としてプロードバンドネットワークサービス面での提携に合意した。


SCEI、ヤフー、ソフトバンクグループとブロードバンドと端末を中心としたアライアンスが生まれた。しかし、提携内容は排他的なものではなく、各社ともスタートの勢いをつけるというような提携にも見える

 今回の提携の主軸はブロードバンドで、既存流通と既存メディアを押さえるソフトバンク・グループと、ブロードバンドインフラを持つYahoo!、そしてPS2というハードウェアを持つSCEIの3社がそれぞれのビジネス分野をもっともスケールさせられるとしたことにある。

 SCEI側にとって、ソフトバンク・グループは既存流通媒体である雑誌や書籍を使い、DVDの流通が実現する。また、Yahoo!BBというブロードバンドインフラを使い、ネットワーク端末としての位置付けもさらに推進できる。

 ヤフーを含めたソフトバンクグループにとっても、PS2のハードウェアをサポートすることで、PCのディスプレイだけではなく、家庭のテレビまでをターゲットにしたコンテンツ提供ができるほか、Yahoo!BBとして構築した高速インフラの利用度合いを上げられる。

 今回の包括的な提携により、次の5つのサービスが2002年春より順次立ち上がるとしている。

1)Yahoo!とBBテクノロジーによるPS2ユーザ向けのブロードバンドコンテンツポータルサイトの提供。
2)SCEIが開発したコンテンツ認証システムのDNASとY!BBの課金・料金回収代行システムを組み合わせた有料コンテンツ配信サービス。ならびに、ブロードバンド環境を生かした商品紹介。
3)BB Phoneを利用した動画対応のコミュニティサービス。
4)出版物にDVD-ROMを添付し、コンテンツとDNASと組み合わせた新たな流通事業。
5)Y!BB会員向けにPS2のブロードバンドユニットの販売


 詳細はこれから詰めていくとしながらも、今回の発表に立ち会ったSCEIの久夛良木社長、ならびにソフトバンクの孫社長共に、出版を中心としたパッケージからネットワークまでの一環した流通がキーになるとしている。特に、ソフトバンクグループは、今回の提携をベースに、家庭のテレビ画面まで含めたコンテンツ展開をめざしており、電話、映像、音楽といったマルチメディアを流通させるためのインフラとコミュニケーション手段として、インターネットを捉えていくとみられる。

 ソフトバンク側は、詳細なスケジュールを公開していないものの、SCEI側は今後の展開スケジュールとして、ネットワーク対応のPS2の基本仕様を1月に公開し、2月にはタイトルやサービスの詳細を発表するとしている。SCEIにとって、ソフトバンク、ヤフーとの提携により作り出されるコンテンツは、ブロードバンドユニット対応PS2の展開スケジュールに大きなはずみをつけるものとされる。
《RBB TODAY》
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