11月14日からPrime Videoにて、小栗旬主演映画『フロントライン』が、世界140以上の国と地域で見放題独占配信を開始した。同作が動画配信サービスの見放題に登場するのは今回が初となる。

同作の舞台は2020年2月3日に横浜港に入港し、日本で初めて新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」。乗客乗員は世界56カ国の3,711名。横浜入港後の健康診断で10人の感染者が確認され、日本が未知のウイルスに直面することとなった。この状況下で駆けつけたのは、家族を残し、安全な日常を捨てて「命」を救うことを最優先にした医師や看護師たちだった。

主演・小栗旬が演じたのは、目の前の乗客の命を優先して行動する DMATの指揮官・結城英晴。松坂桃李は国を守るため国内に感染を持ち込まないことを最優先する厚労省の役人・立松信貴、窪塚洋介は船内に乗り込み現場を指揮する東日本大震災からの結城の戦友・仙道行義、池松壮亮は岐阜に家族を残して駆けつけた医師・真田春人を演じた。

企画、脚本、プロデュースを務めたのは、ドラマ『白い巨塔』、『救命病棟24時』、『Dr.コトー診療所 2006』、『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』、映画『劇場版 コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』などを手がけた増本淳プロデューサーだ。増本プロデューサーは企画のきっかけについて「クルーズ船に乗船した医師との会話」だったと振り返り、さらに「その医師が語ってくれた船内の実態は、世の中に知られていないことばかりで、驚くべきことや涙なくしては聞くことのできないエピソードの連続でした」と語った。

監督は広告業界でキャリアをスタートさせ、Cannes Lionsでグランプリを受賞、映画『生きてるだけで、愛。』で劇場長編映画デビューし、2作目となる『かくしごと』が第49回報知映画賞で最多ノミネートされた関根光才監督。同作に参加した理由を「稀有で、挑戦的で、私たち皆が共有すべき作品になる。この作品に参加できるなら、それはフィルムメーカーとしての重要な責務だとも感じた」と覚悟を見せた。












