森香澄、柏木悠がW主演を務めるドラマ『年下童貞くんに翻弄されてます』(MBS)が、4月24日より放送されている。

同作は、WEBTOONで話題の人気コミックの実写ドラマ。性に奔放なオトナ女子・今井花恋は、過去のトラウマから「本気で恋愛するだけ無駄」と自分に言い聞かせ、持ち前の最強ビジュで男を翻弄する立場を貫いていた。そんな中、友達との飲み会で、年下チェリーボーイの大学院生・堂前帝都と出会う。花恋のあざとテク攻撃にびくともしない帝都から「自分を大切にしたほうがいい」と言われ、いつしか花恋の心が動き始める……。過去のトラウマから本気で恋ができなかった主人公が、恋愛経験0の年下チェリーボーイに翻弄されていくハートフルなラブコメディになっている。
今回、初共演となる森、柏木にインタビューを実施。同作の印象や、物語の魅力、そして役者としてのこれからを語ってもらった。
ーー今回のオファーを受けたときの気持ちを教えてください。

森:インパクトのあるタイトルで、率直にビックリしました。でも、原作や台本を読み進めると、意外にハートフルな内容も多くて。そういうヒューマンドラマ的な一面や、コメディ要素もたくさんあって、いろんな要素のある作品だと感じました。
柏木:僕も最初はビックリしましたが、中身はピュアなラブコメで、読み進めるうちにどんどん続きが気になってしまって、むちゃくちゃ面白いと思いましたね。
ーータイトルを見た時のイメージと、内容にギャップはありましたか?
森:タイトルはだいぶキャッチーって言えばいいんでしょうか......?衝撃的な題名ですけど、内容はわりとポップだったので、良い意味でそういうギャップはありました。
ーー森さんは「性に奔放なオトナ女子」という役柄ですが、演じてみての印象はいかがでしょうか?

森:花恋は、性に奔放で、恋愛を軽く考えてると誤解されがちな子です。でも、実際はいろんな過去があって、トラウマがあるからこそ、鎧のように自分を武装している。そこは共感しながら演じられました。私もテレビでのキャラクターでいろいろ誤解されることがあるので、花恋と重なる部分は多いです。
ーー自分を貫く強さを持ったキャラクターですよね。
森:自分をしっかり持って、自分の意思で、周りに流されずに動けるっていうところは、彼女に見習うところもありました。私も自分の芯をしっかり持っていたいと常に思っているので、彼女のキャラクターから学びながら演じています。
ーー柏木さんは「年下チェリーボーイ」という役柄ですが、演じてみていかがですか?

柏木:演じさせてもらった帝都と同じで、僕も理系なので親近感のある役でした。一方で、彼の心を閉ざしがちな交友関係は、自分とは正反対だったので、どう演じたらいいか悩んだ部分です。
ーークランクインして1週間ほど経ちましたが、役柄を掴めてきましたか?
柏木:はい。演じていくうちに帝都の性格が理解できるようになってきました。すごく自分を閉ざしてはいるんですけど、それは相手を傷つけないための優しさなんです。花恋さんとは、すごく正反対だからこそ、惹かれ合う部分があるのかなと思いますね。
ーー演じていて難しかった部分はありますか?

森:コメディならではの表情のバリエーションが難しいと思いつつ、すごく楽しい部分です。現場で監督やみんなと「こういう表情のほうがいいですかね?」って相談しながら撮影させてもらっています。
ーー柏木さんも花恋の妄想シーンなど、演じ分けが重要な場面が多いですよね。

柏木:めちゃくちゃ難しいです。実は、現実の帝都と、妄想の帝都は、流れで撮影しているんです。役を切り替えるスイッチをこんなにもカチカチ押したのは初めてだったので、難しさもあり、ワクワクもありという感じでした。
森:ワタワタしている感じはありますけど、パッと切り替えてやっている印象があったので、やっぱりさすがプロだなと思いました。
柏木:えー!ありがとうございます!
ーーおふたりは初共演とのことですが、第一印象はいかがでしたか?

森:10歳年下の方とあまり関わる機会がないので、最初は少し不安でした。初対面のときは落ち着いた方という印象だったんですけど、あるトラブルがきっかけで、一気に現場の和ませ役というイメージに変わりました。
柏木:トラブルじゃなくてハプニングです!白いパーカーにカレーをこぼしちゃって。
森:そのおかげで「この人はツッコんでいい人なんだ」ってみんなが理解しました(笑)ムードメーカーとして現場を和ませてくれて、すごく助かっています。
柏木:本当は帝都みたいに寡黙キャラでいきたかったんですけど、それが空回りしちゃいました。やっぱり無理して素を抑えると反動でやらかしちゃいますね。
ーー柏木さんから見た森さんの印象は?
柏木:森さんは、カメラが回ってないところでも、花恋さんを意識されていて、すごいなと思いました。お会いする前は、勝手にテレビに出ているイメージから、良い意味であざとい方なのかなと思っていました。あ、イメージですよ......?
森:ははは(笑)
柏木:でも、実際に接すると、本当にすごくあたたかい優しさを持っていて。すごく心の広いステキな方でした。
ーーちなみに、同作のタイトルは『年下童貞くんに翻弄されてます』ですが、おふたりは翻弄したいタイプ、翻弄されたいタイプのどちらでしょうか?
森:うーん。20代前半くらいまでは、年上に翻弄されたかったんですが、最近はそういう気持ちはなくなってきましたね。翻弄なんかされてる場合じゃないなと。現実が見えてきて、相手のペースに飲まれないようにしたいので、どちらかというと翻弄したい側ですかね。
柏木:僕も、振り回されるよりは振り回した方が、楽かなと思います。やっぱりこう、ドキッとさせたいじゃないですか。なので頑張りたいなと思います、はい。
ーーおふたりとも演技のお仕事が増えてきている印象ですが、役者としての目標があれば教えてください。
森:アナウンサーを辞めて、1番最初に挑戦したいと思っていたのがお芝居だったので、これからも力を入れて挑戦していきたいと思っています。作品によって雰囲気がぜんぜん違いますし、まだ慣れてきたとは言い難いですが、演技の幅が広がってきている実感はありますね。

ーー今後、やってみたい役などはありますか?
森:悪役とかやってみたいです。元アナウンサーで、清楚な印象から真逆のところにいってみたいですね。
ーー柏木さんはいかがでしょうか?
柏木:まだまだ新人ですし、ほんとに分からないことだらけです。なので、現場にいるみなさんと話し合って、すり合わせをするようにしています。僕は周りに頼ってばかりで、助けられながら演技しているので、役者として、もっともっと幅を広げられたらいいなと思っています。
森:ご本人は周りに頼ってばかりと言っていますけど、ぜんぜんそんな感じはしないですよ。スタッフのみなさんと「本当に帝都だよね」って話してるくらいです。自分の中での帝都がしっかりあるからこそ、監督たちとすり合わせができるわけで、自分の意見をちゃんと持っているんだなと思います。
柏木:いや、嬉しいですね。ありがとうございます!
ーー最後に、同作の見どころを教えてください
森:ポップなラブコメになっているので、きっと気軽に、あまり構えずに見ていただける作品になっていると思います。4月の新生活で疲れている人も多いと思うので、ちょっとした癒しになったら嬉しいです。
柏木:きっとみんなが森さんに翻弄されるんじゃないかと思いますね。
森:それでいうと柏木悠ファンも、悶絶モノですよ。帝都はかわいい一面と、かっこいい一面のどちらもあるんですが、かっこよくなったときの柏木悠の本気はハンパないですから。

ドラマ特区『年下童貞(チェリーボーイ)くんに翻弄されてます』
主演:森香澄 柏木悠(超特急)
共演:北村優衣 絃瀬聡一 平川結月 椛島光 朝井瞳子 / 鈴木康介
監督:高橋名月 須藤蓮 佐々木梢
脚本:下亜友美
制作プロダクション:テレパック
製作:「年下童貞くんに翻弄されてます」製作委員会・MBS
2025 年 4 月 24 日(木)初回放送スタート
MBS : 4 月 24 日(木)より毎週木曜 24:59~
テレビ神奈川: 4 月 24 日(木)より毎週木曜 23:30~
チバテレ : 4 月 25 日(金)より毎週金曜 23:00~
テレビ埼玉 : 4 月 30 日 (水) より毎週水曜 24:00~
とちぎテレビ : 5 月 1 日 (木) より毎週木曜 23:30~
群馬テレビ : 5 月 1 日 (木) より毎週木曜 24:00~
スタイリスト(森香澄):コバヤシリョウコ
ヘアメイク(森香澄):住本彩
スタイリスト(柏木悠):東正晃
ヘアメイク(柏木悠):小原梨奈