蜷川実花監督が12日、都内で行われた「ELLE CINEMA AWARDS 2019」授賞式に登場した。 蜷川監督は同アワードで、今年最も活躍した映画監督に贈られる「エル・ベストディレクター賞」を受賞。薬物所持で逮捕された沢尻エリカ被告も出演する映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』や『Diner』のヒットが認められての受賞となった。 トロフィーを授与された蜷川は、「素敵な賞をいただいて、すごく嬉しいです。昨年から今年にかけて映像作品が多くて、髪を振り乱して必死にやっていたんですけれど、こんな華やかな場所に呼んでいただいて、今後も頑張ろうと……」と話すと言葉に詰まり、「今もね、色々大変なことがあるんですけど、そんなことはめげずに、これからも来年も走り抜けようという思いを、背中を押していただけて嬉しいです」とスピーチを続けた。 主催メディア『ELLE』編集長らから「頑張ったかいがありましたね」と声を掛けられると「本当に色んなことが……大変だったので、だから嬉しい」と笑顔。また「映画って不思議なもので撮ってるときは大変なんですけれど、撮り終わると、とりつかれたようにまたやりたくなるもんだなって本数重ねるほどに思いますね」と映画への熱い情熱も語った。 なお、授賞時には映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』のハイライトシーンが上映されたが、沢尻被告の出演シーンはカットされた映像が流れた。蜷川監督の降壇時には、報道陣から「薬物所持で逮捕された沢尻エリカさんの件で、一言コメントをいただけませんか」「連絡は取っていますか?」と報道陣から質問が相次いで飛んだが、コメントはせずに立ち去った。
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