【インタビュー】浅川梨奈が明かす憧れの存在とグラビアへの思い「人生を変えてくれた」 | RBB TODAY
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【インタビュー】浅川梨奈が明かす憧れの存在とグラビアへの思い「人生を変えてくれた」

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浅川梨奈【撮影:岸豊】
  • 浅川梨奈【撮影:岸豊】
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  • 浅川梨奈【撮影:岸豊】
  • 浅川梨奈【撮影:岸豊】
  • 浅川梨奈【撮影:岸豊】
  • 3rd写真集「Re:Birth」(講談社)よいお気に入りカット
「SUPER☆GiRLS」のメンバーとしてブレイクを果たし、今年1月の同グループ卒業を機に女優業を本格始動させた浅川梨奈。『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』での好演が話題の浅川梨奈は、ソロ活動を始めてからの日々を、どう捉えているのだろうか?9月某日にインタビューを行い、女優として歩みながら見出している自身の変化、憧れの存在と目標としている女優、3rd写真集とグラビア集大成に対する思いなどを語ってもらった。


「SUPER☆GiRLS」卒業後の変化と高橋みなみからの言葉



――今年の1月に「SUPER☆GiRLS」を卒業されました。卒業してからはご自身でいろいろなことを決める機会が増えたり、背負う責任も大きくなったのかなと思うのですが、ここ数ヵ月を振り返ってみると、独り立ちはどんな経験になっていますか?

浅川:環境が一変したので、それについていくのに精一杯だったというか……。その中でも色々なお仕事をやらせていただいて。映像のお仕事はもちろん、舞台、CM、バラエティもですし、色々とやらせていただいたんです。自分で考えたり、マネージャーさんとどういう風にしていこうか話し合ったり、今まで以上に自分のこと、今後について考えることが増えました。アイドル時代だと、グループのことを考えながら、自分がいつ卒業して…みたいなことも含めて、色々と頭が回らなかったこともあるんですけど、今はありがたいことに自分自身のことを考える時間があるので、アドバイスをいただきながら、一個一個のお仕事をやらせていただいている感じです。

浅川梨奈【撮影:岸豊】

――グループ卒業後のキャリアについて、相談した人はいますか?

浅川:マネージャーさんと今後について話し合うことは、もちろん沢山ありますし「こういう風にした方がこう見える」とか色々と教えてもらったりするので、親身になって寄り添ってくれるなあって思います。あと、自分が卒業する時に、卒業のタイミングや今後の不安とか、そういうのは全部、高橋みなみさんに相談しました。「怖いんですよね」って(笑)。

「今後、こういう風になりたくて…」というよりは、単純に当時思っていたことや「不安なんですよね」っていう弱い部分を相談したり。「今後どうしていいかわからない」みたいな、解決策を見つけるのが、なかなか難しいことを相談してしまったんですけど(笑)、励みになるようなことを言ってくださったり。「自信を失いそうなときに、失わなくていいんだよ」という風に言ってくれたのも、たかみなさんだったので、本当に「支えられた」って思いがありますね。


憧れの女優は戸田恵梨香



――アイドル卒業後は、女優業でのご活躍が目覚ましいです。今年は多くの出演映画が公開されましたが、ご自身でも女優業が充実していると実感できているのではないでしょうか?

浅川:本当にありがたいことに、色々とやらせていただいています。グループ卒業前に撮っていた作品の公開があったり、卒業してから撮った作品が公開になったり、2月は3本の公開があったので、舞台挨拶がたくさんありました。アイドル時代になかった経験を、沢山させていただいているので、すごく充実しているなって思います。やっぱりそれって、色々な方の支えがあってのことなんです。応援してくれる方はもちろん、スタッフさんや周りの方々もそうですし、本当に一人じゃできないことを沢山させてもらっているので「恩返ししていかなきゃいけないな」と思いながらも、今はがむしゃらに「いつか恩返しします」という気持ちで。今は「がむしゃらにやるだけだな」って思っています。

――そんな浅川さんには、理想の女優像ってありますか?

浅川:見ていてワクワクする女優さんって、素敵だなと思うんです。「この役もこの人なんだ!あの役もこの人なんだ!」「え、これとこれ、一緒の人なの?」とか、見ていてワクワクするじゃないですか。「この人が出るなら見てみたい」「次はどういう風にお芝居するんだろう?」っていう風に、常に見ている人をワクワクドキドキさせられる女優さんになりたいなって思いがあります。映像だと、顔の寄りとかアップになったときに感情が伝わる女優さん。体全体での表現ももちろんですけど、1ポイントでも気持ちが伝わるような、細かいお芝居ができる女優さんになりたいなって思っています。

――では、その理想と一致するような、憧れの女優さんは?

浅川:私がずっと憧れの存在としているのは、戸田恵梨香さんです。細かいお芝居がとても丁寧で、表情一つ一つでものすごく伝わってくる気がして、見ている側がグッと引き込まれるお芝居をされるので、戸田さんみたいな女優さんになりたいなって思っています。戸田さんのお芝居から勉強させていただいてます。

浅川梨奈【撮影:岸豊】

この間も、戸田さんの作品が見たく(配信でなかったので)てレンタルをしに行きました。だいぶお休みを長くいただけた時期があって「何をしようかな?」って思ったんです。私は常にゲームをやっているんですけど、ゲームをやっていた時に、ふと「あ、戸田さんを見たい」と思って。なかなか家から出ないんですけど、ぶわーって着替えて、レンタルして見ていました(笑)。

――いつか、戸田さんとご一緒できる日が来るのが楽しみですね。

浅川:いつか戸田さんとご一緒できたときに「自分に憧れてくれている子が、こんなお芝居をできる子なんだ」って思ってもらいたいという気持もあります。


「いろいろなものが詰まっている」3rd写真集



――そもそも浅川さんは、アイドルに憧れていたんでしょうか?それとも、別の目標があったのでしょうか?

浅川:アイドルになりたいというか、高橋みなみさんが好きで。高橋みなみさんに会いたくて業界に入ってきたという…いわばファン心理ですね(笑)。

――現在はアイドルを経て、女優に本格進出されています。芸能界に入る前のご自身は今の姿を想像できなかったと思いますが、当時のご自身に声をかけてあげられるとしたら、何と言ってあげたいですか?

浅川:昔は、女優さんになりたい、アイドルになりたいとも思っていなかったから…当時の自分には「高橋みなみさんと仲良くなれる日が来るよ」と言いたいです(笑)。本当に、全く思っていなかったです。女優さんになるとか、写真集を三冊出せるとも思っていなかったです。

――ファンの皆さんは3rd写真集「Re:Birth」(講談社)の発売を心待ちにしていると思います。ハワイで撮影を行った本作には「裏表」「女優として生まれ変わる」という意味が込められていますが、どんな写真集になったと感じていますか?

浅川:3冊目で、20歳の記念の写真集でもあり、アイドルを卒業して女優になった私の初めての写真集でもあるので、色々な気持ちがこもっている一冊になっているんです。ファースト写真集には「ザ・王道の写真集」、セカンド写真集には「ちょっと大人になった姿を」っていうコンセプトがあって。今回の三冊目は、その両方が合わさっているというか。王道はもちろん、表紙のショットにもありますけど、彼シャツっぽいスタイルで、服を着ているけど色気があるように見える写真で大人っぽさを出したり。あとは本気で寝ちゃっている写真だったり、スタッフさんみんなとアイスを食べて街を歩いている時の写真だったり、本当にいろいろなものが詰まっている一冊になっていますね。

――ハワイという撮影地にも、特別な思いがあるんですよね?

浅川:ハワイを撮影地に選んだ理由は、人生で初めてお仕事で海外に行ったのが、ハワイのホノルルだったからなんです。その時はグループの12人で行って、皆でハーフマラソンを走ったり、ファンツアーでファンの皆さんとホノルルの街を回ったり。ホノルルには、本当に思い出がたくさんあります。中でも、ワイキキビーチがすごく印象に残っています。同期3人で海に行って、海辺でバシャバシャ遊んでたところに、ファンの方がたまたま通りかかって。「写真を撮ってください」って言って、ファンの方に写真を撮ってもらいました。ハワイが自由時間だったので、ファンの方も普通に街にいたんです。ワイキキビーチは、ファンの方と自分とグループとが、色々と繋がっている場所なんです。

浅川梨奈【撮影:岸豊】

だからこそ今回、ワイキキビーチは「どうしても行きたい」と言って撮影させてもらったんです。当時と全く同じ海岸に行って、同じ動きをして。その時に、心細さとか寂しさもあって。当時の人たちが誰もいない寂しさがありながらも、5年ぐらい経って一人で写真集で戻って来れて、20歳になって…。感慨深い思い、成長したという思い、そういうものに自分の中で浸るというか、けっこう心に来るものがあって、歩いているだけで、ちょっとウルッと来たり。「始まりの場所」で撮ったくらいの気持ちだったんです。だから今回の写真集には「裏表」「女優への生まれ変わり」の意味もありながら、自分の中では「初心」という気持ちもあったりします。


「もうグラビアをやらなくなるとか、そういう気持ちは全くない」



――写真集だけじゃなく『週刊ビッグコミックスピリッツ』42・43合併号での表情もすごくよかったと思います

浅川:ファースト、セカンド写真集のTakeo Decさんが撮ってくださっていたので、楽しく自然体でやらせてもらいました。本当に素の私。Takeo Decさんは、私がどう写ったらいいかを分かってくださっているので、色々な方がすごく褒めてくださったんです。橋本環奈さんからも『スピリッツ』の写真が送られてきて、「これ、浅川史上一番いい」って(笑)。「巻き髪、可愛いじゃん」「浅川史上、これ一番だよ」って来たくらいで「わかってくださってるなあ」って。周りのスタッフさんたちも、私のことをよくわかってくださっている方々だったので、「長年やってきてよかったな」って思えました。

――コンビニのレジ横に平積みされていたのを見かけたのですが、表紙にグッと引き込まれるような感覚がありました。

浅川:表紙、めちゃくちゃいいですよね。手に取りやすい。露出度は高くないけどちょっとセクシー。メイクとかは女性が好きそうなかわいらしいもの。中面もそうですし、かわいらしい感じになっているんです。

浅川梨奈【撮影:岸豊】

――ところで今回の写真集は「グラビア集大成」と銘打たれているのですが、一つの区切りになるのでしょうか?

浅川:一つの区切りであるとは思っています。20歳ですし、この写真集に全てを懸けているくらいの気持ちで撮影してきたので…。だけど、もうグラビアをやらなくなるとか、そういう気持ちは全くないです。またお仕事したい編集さんだったり、メイクさん、カメラマンさん、衣装さんは沢山います。色々なスタッフさんたちと、4年間ご一緒してきて、その中で「また会いたいな」って感じる方がたくさんいるので。「絶対にもうやらない」という気持ちは全くなくて、機会とタイミングがあれば、ぜひやらせてもらえたらなって思っています。




転機は「グラビアを始めたこと」 座右の銘は「努力は必ず報われる」



――アイドル、女優業、グラビア活動も含めたこれまでのキャリアを振り返って、ご自身の中で転機になっていることは?

浅川:全ての転機が、グラビアを始めたことかもしれないです。会社の会議室に呼ばれて「グラビアの話がある」って言われて「どうする?」って。その時に初めて出た『週刊プレイボーイ』で、グノシーのトップにニュースが掲載されたんです。

その時、ミュージックビデオの撮影をしていたんですよ。スタッフさんが走ってきて「浅川、大変だ!グノシーのトップだ!」って言われて。撮影が終わってパッと携帯を開いたら、ツイッターのフォロワー数が、ものすごく増えてて。

「え?なに?」ってなって、次の日には、また増えてて。あっという間に、1万人くらい一気に増えて、びっくりしました。そのあと、『ヤングマガジン』で表紙をさせてもらったときから、また流れが変わりました。今でも忘れないです。スタッフさんが顔色を変えて走ってきて「グノシーのトップになった!」って言った時のことは。あれがなかったら今の自分はないと思いますし、その時の週プレを撮ってくださったカメラマンさんが、3rd写真集のカメラマンさんなんです。

だから、全てがつながっているというか…。人生で初めて海外に行った時にグループの写真集を撮ってくださったのが、今回のサード写真集のカメラマンさんである佐藤佑一さんと、私のファースト写真集とセカンド写真集を撮ってくださっているTakeo Decさんなんです。そのお二人に、人生の転機というか、人生の節目を撮っていただいているので、グラビアは大きかったかなって思います。

グラビアがあったから、お芝居のお仕事も、バラエティ番組もやらせてもらえるようになりましたし、グループとしてライブをやるようになっても「あの子はグラビアの子だ」って言ってもらえるようになったので、個人的には大きかったかな…。あの時の週プレとヤンマガは、めちゃくちゃ大きかったので、その後お世話になっている方は沢山いますし、その二誌だけじゃなくて沢山お世話になっていますけど、やっぱり自分の人生を変えてくれたのはそこなので、その時の編集さんには、何よりも恩返しをしたいっていう気持ちが強いです。

――浅川梨奈を知ってもらうきっかけになったのが、グラビアだったということですね。そんな浅川さんには、座右の銘や大切にしている言葉、曲げたくない信念はありますか?

浅川:座右の銘は…高橋みなみismを受け継いでいるので「努力は必ず報われる」です。たかみなさんご自身が体現していることなので、私も体現していきたいなって思いますし、たかみなさんは一番憧れている方なので、あんな人になりたいです。

どんな時でも笑顔でいることはすごく大切にしています。撮影現場とかって、皆さん大変なんです。カメラマンさん、監督さん、周りのスタッフさんは、寝る間を惜しんで大変な中でやってくださっていて、寒くても暑くても、私たちのために、作品のために頑張ってくださっているので、そういう方々がいる中で、自分が疲れたような顔をしたりとか、絶対したくないんです。だから、誰よりも元気でいること、笑顔は、大事にしているかもしれないです。

私、普段は人見知りなんですけど、現場では全く人見知りをしなくて。スタッフさんとすごく喋ってるんです。この間も、とても現場が暑かったんですけど、美術トラックの荷台のところにレジャーシートを敷いてもらって、スタッフさんたちと私でご飯を食べていました(笑)。他のキャストさんは、暑いから車の中で食べていたりするんですけど、「せっかくだから皆で食べようよ」と言って、美トラの後ろで座って食べていました(笑)。そういうコミュニケーションを、もっといろいろな方と取っていきたいなって思っています。
《岸豊》
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