カンヌで映画『光』公式記者会見とフォトコール!主演・永瀬正敏ら登場 | RBB TODAY
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カンヌで映画『光』公式記者会見とフォトコール!主演・永瀬正敏ら登場

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(C)Kazuko Wakayama(C)2017 “RADIANCE” FILM PARTNERS/KINOSHITA、COMME DES CINEMAS、KUMIE
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 映画『光』は、27日より新宿バルト9、丸の内TOEIほか全国公開。これを前に23日、カンヌ国際映画祭にて、その公式記者会見とフォトコールが行われ、河瀬直美監督、主演の永瀬正敏ほか、水崎綾女、神野三鈴、藤竜也、澤田正道プロデューサーらが出席した。

 まず、同映画は視力を失いゆくカメラマンの姿を描いた映画だが、映画監督にとって目が見えなくなるというのは悪夢ではないかという質問に対して、河瀬監督は「その通りです。その最悪の暗闇の中にさす一筋の光を表現しようと決意しました」と映画に込めた思いをコメント。映画のもとになった題材については、「前作『あん』の音声ガイド製作者からの資料をみていた時に、私たち製作者以上にこんなにも映画を愛していて、全ての人に届けようとしていると気付いた」とし、「そういう人たちを主人公にした作品を作ることで、映画への愛を描けると思いました」と映画のアイデアについて語った。

 さらに、「光」というシンプルなタイトルについては、「とても勇気のいるタイトルでした」と明かし、「映画で本気で戦争を失くしたり、地球を豊かにしたい人がいると思っている人が沢山いると思っています。」とコメント。「でも、この世界から戦争はなくならないし、私たちは必ずこの世界からいなくなる。でも、作った映画は永遠に残り続けると信じたい。私は魂を捧げました。その魂はこの俳優たちと共に、映画『光』に刻まれています。」と熱い思いを語った。

 主演の永瀬は、河瀬監督の演出や出演に際しての準備について、「撮影で使う雅哉の家に 2 週間住んで、雅哉としての経験値を積んでいった感じです。日本でも河瀬監督ならではの、とてもスペシャルなやり方だと思います。」と回答。また、カンヌという場所については「特別な場所だと思います。また河瀬監督に連れていて欲しいです。」とし、早くも次回作への逆オファーも飛び出した。

 藤竜也は、映画『アカルイミライ』以来久しぶりのカンヌの感想について問われると、「久しぶりのカンヌについては、お金を出せばこられます。カンヌ映画祭はいくらお金を出しても来られません。今回来られたことはラッキーです。河瀬監督にいつもありがとうと言っています。」と喜びを語り、河瀬監督については「河瀬さんは、ちょっと信じられないような、超人間的なパワーを感じることがあります。曇天の奈良の夜に、私が月明かりを出しますといって、出ちゃったんですよ。」と撮影秘話を明かした。

 また、ヒロインを演じた水崎は河瀬監督の演出などについて「なかなか日本では味わえないような演出ですし、河瀬スタイルとうのは役者としては有り難い現場です」と語り、「今ここに私がいることが信じられないです。誰よりも経験が浅く、知識もなく、空っぽな状態の私をヒロインに選んでくださって、命を吹き込んでくださって、光をあててくさった監督です。」と河瀬監督への感謝の思いをを語った。

 最後に、今年で70周年を迎えるカンヌ国際映画祭について、河瀬監督は「70周年おめでとうございます。70 年という時代をトップで走り続けることは、苦労が理解できます。映画人が映画を愛していると感じる場所です。これからも仲間に入れていてください。」と伝え公式記者会見とフォトコールは幕を閉じた。
《KT》
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