満島真之介、学生たちを相手に処世術を語る……『ひるね姫』トークショー | RBB TODAY
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満島真之介、学生たちを相手に処世術を語る……『ひるね姫』トークショー

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満島真之介、学生たちを相手に処世術を語る……『ひるね姫』トークショー
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  • (C)2017 ひるね姫製作委員会
 現在公開中のアニメ映画『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』。同作で主人公・森川ココネ(高畑充希)の幼馴染であり旅仲間となる理系大学生・モリオ役を演じた満島真之介が30日、4月からの進級・進学・就職を控える学生たちを相手に、『ひるね姫』的処世術を語り合うトークショーを開催した。

 『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』は主人公のココネが夢と現実を行き来しながら家族の秘密を知る物語であり、進路も決まらずまどろんでいる高校3年生の彼女が家族の想いを知り自らの将来を意識し始める物語でもある。

 この春から新生活を迎える高校生や大学生が集まった会場で満島は登場するなり、最前列に座る学生一人一人とハイタッチをはじめ、持ち前のフレンドリーさで一気に会場をアットホームな雰囲気に染め上げた。

 高校卒業後に上京した当時のことを聞かれると、「僕は最初大学に行こうとオープンキャンパスとか行くために東京に出てきていたんですよ。体育教師を目指していろんな大学を見ていて。両親が体育大学出身なのでその当時の話を小さい頃よく聞いていて、そのイメージのままオープンキャンパスに行ったら、その時、僕、丸坊主でポロシャツインしてキチッとした軍隊みたいな恰好で言ったら、実際の体育大生よりも体育大生っぽく見える、と大学生に笑われて。まだ18歳だったんですけど、そんなに笑われたことによって、僕はいまこの大学に4年間入る必要性がないかもしれないって思っちゃったんです。ぎりぎりの状態で4年間過ごしたかったんですけど、イメージと違って。でも今思えば、僕は一つのことに集中してしまって、周りが見えていなかったんだなと思いますよ。それからアメリカに行こうと思ってたんですけどいろいろあって止めてしまって。そんな中で日本の中心を知らないといけないと思って、紆余曲折あって東京に出てきたんですよ」と、実に詳細なエピソードをノンストップで披露し、会場は大盛り上がり。

 その後、主人公ココネについて語りつつ、自身が演じたモリオの好きなところについては「モリオの素敵なところは、自分の好きなことをまっすぐにやっていることなんですよ。自分の好きなことを周りに伝えたいと思って生きているのが、自分自身と近いところだとは思っていて。あとモリオの素晴らしいところはココネの奔放さについていけるところと、自分の得意なところにはパッと前に出て主張できるところなんですよ。それは無意識でカッコよさを見せたいとかいうことではないんですよ」と自身との共通点などを交えつつコメント。さらに、「この2人(ココネとモリオ)には恋愛感情とかを超越した関係性があるんだと思うんですよ。2人とも直接お話するでしょ。面と向かって。この作品にはタブレットやVRといったコミュニケーションツールが登場するんですけど、この2人は一切それを介してない。直接話すんですよね。ココネとモリオの距離が近く感じるんですよね」と、同作に込められた神山監督のメッセージについても語った。

 最後は、質問コーナー。“ずっと元気な印象があるんですけど、オンオフはあるんですか?”との質問に対しては、引っ込み思案だった意外な過去を話しつつ、25歳を転機としてリセットしたと説明。「そこからは常に自然体でいようとは思っていて、オンもオフもほとんどないです。オフは死ぬときかなと。自分は世界に一人しかいないから、自分を大好きになろうと思ってから、素直に言葉が出るようになってきた」と自身のトークについて語り、“いろいろな選択肢がある中でどうやって決断しているんですか?”という質問には「エブリデイ。ずっと迷っていましたよ。何も決まっていないからね。笑」とした上で、映画の裏方やTSUTAYAで働いていた過去を明かしつつ、「自分の中で何にも決まっていないから、何にでもチャレンジできるというか。夢って結局職業でなくてもいいと思うんですよね、だから僕は毎日面白く過ごせることを見つけていって。役者になったのも、助監督時代は絶対表に出るなんて勘弁って思ってましたけど、今ここにいますからね。学生の時はいろいろ決められているけど、学生でなくなると、自分で判断しなくてはいけなくなる。その時に自分は今何をしたいかなと考えたときに、最終的に役者に行きつきましたね」と時間の許す限り質問に答え続け、会場の学生にエールを送った。

(C)2017 ひるね姫製作委員会
《松尾》
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