暗闇での鮮明な撮影を実現する“人の目よりスゴい”新技術 | RBB TODAY
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暗闇での鮮明な撮影を実現する“人の目よりスゴい”新技術

IT・デジタル セキュリティ
試験機による実際の撮影画像。低照度下でのカラー撮影が可能な「超高感度」と、140dB(明暗差1000万倍)を超える幅広いレンジで階調表現が可能な「広ダイナミックレンジ」を両立(画像はプレスリリースより)
  • 試験機による実際の撮影画像。低照度下でのカラー撮影が可能な「超高感度」と、140dB(明暗差1000万倍)を超える幅広いレンジで階調表現が可能な「広ダイナミックレンジ」を両立(画像はプレスリリースより)
  • 光学ノイズを極限まで低減した超低反射技術や独自のCMOSイメージセンサーなど、「光学」・「イメージセンサー」・「画像処理」において複数の技術開発を行うことで本技術の実現に成功したという(画像はプレスリリースより)
 昨今の監視カメラでは、夜間などの低照度環境でカラー撮影ができる機能がちょっとしたトレンドだ。実際、防犯&防災の両面で、カラー映像による監視ニーズはあり、今後のますますの普及が予想される。

 タムロンは、そうしたニーズを想定した新技術を開発したことを発表した。「人の眼を超えるイメージング技術」と位置づけており、「超高感度」と「広ダイナミックレンジ」を両立しているのが特徴となる。

 「超高感度技術」に関しては、星明りよりも暗い0.003ルクスという極低照度下でのカラー撮影が可能で、「広ダイナミックレンジ技術」では、140dB(明暗差1000万倍)を超える幅広いレンジで低照度から高輝度まで階調表現が可能になっている。従来は両立が困難だった二つの技術を両立している。

 なお、同技術の実現には「光学」「イメージセンサー」「画像処理」の3つの要素を最適に融合することが必要であり、そのため同社は複数の新技術を開発。

 まず光学技術では、光学ノイズを極限まで低減した超低反射技術や効率的な結像光学系を開発し、センサー技術では低ノイズかつ広ダイナミックレンジのCMOSイメージセンサーを独自に開発している。

 さらに画像処理技術では、被写体の解像度を損なわないデジタルノイズリダクション技術や、幅広い階調を実現したダイナミックレンジ処理技術を開発。これらの技術を組み合わせることで、今回の「人の眼を超えるイメージング技術」を実現ている。
《防犯システム取材班/鷹野弘》
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