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Sailfish OS搭載の新型スマホ「Aqua Fish」をインドから入手してみた!

IT・デジタル スマートフォン
Jollaが開発するモバイルOS「Sailfish OS」を搭載するスマホをインドのIntexが開発。「Aqua Fish」が7月25日に発売された
  • Jollaが開発するモバイルOS「Sailfish OS」を搭載するスマホをインドのIntexが開発。「Aqua Fish」が7月25日に発売された
  • オレンジの鮮やかなバックパネル。フロントパネルのブラックとのツートンフィニッシュ。Gファン必携?
  • MWC2016の会場でIntexがAqua Fishの開発を発表
  • Jollaのプライベートセミナーで記者会見が行われた
  • Aqua Fishのパッケージ。スタイリッシュだ
  • 工夫を凝らした外箱を開けると中に端末が
  • アクセサリー類も意外と豪華。イヤホンや保護シートまで付いてくる
  • microSIMスロットをデュアルで搭載。SDカードスロットも付いている
 とはいえ、これで終わってしまうのも寂しいので、機内モードに設定した状態で、本体の質感やUIの使い心地を簡単にレポートしておきたい。画面のサイズは5インチで、本体の厚さは9.6mm。片手持ちと操作には程よい大きさだ。iOSやAndroidのように、ホーム画面にはアプリのアイコンがずらっと並んでいるようなUI設計ではなく、画面を下から上にスワイプするとアプリのアイコンが現れる。Sailfish OSのネイティブアプリというものもいくつか存在しているが、それをJollaとパートナーが手を組んで、数少ないユーザーのために独自にガンガンつくるというビジネスモデルには当然なっていない。アプリはAndroidとの互換性を確保。Google Playストアからダウンロードしながら追加できるようになっているみたいだ。

 ホーム画面から左右にスワイプすると「イベント」と呼ばれる通知トレイやSNSのリーダーを統一した画面が現れる。ほかにも、おそらくインド国内で人気なのであろう「gaana」という名前の定額制音楽配信サービスのサインアップ画面も立ち上がるのだが、残念ながらこれも試してみることはできなかった。はじめは戸惑った上下左右方向への画面スワイプ操作を中心とした操作も、慣れてくると理にかなっているなと感じる部分も多くある。マルチタスク実行時にはアプリ間をスムーズに移動できて便利だ。ただしiPhoneや国内で販売されているような中級機以上のAndroidスマホに比べるとタッチ操作への反応はややもっさりとしているように感じた。

 以前にJollaのスタッフにインタビューして日本市場への興味を訊ねたところ、「Sailfish OSとしては、今後はスマホ新興国で活路を見いだしていきたい」という明快な回答が返ってきた。今後、国内で堂々と使えるSailfish OS搭載のスマホが日本に上陸する可能性はかなり望み薄かもしれないが、筆者個人としてはiOSとAndroidからは一線を画した独自路線のユーザー体験を追求するモバイル向けOSが、今後もしぶとく頑張って欲しいという思いを持っている。
《山本 敦》
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