災害現場で赤外線映像をハンズフリーで取得できるスカウター | RBB TODAY
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災害現場で赤外線映像をハンズフリーで取得できるスカウター

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「SKYSCOUTER IR」の装着例。赤外線カメラモジュールによるサーモグラフィ映像をハンズフリーで取得できるのが特徴となる(撮影:防犯システム取材班)
  • 「SKYSCOUTER IR」の装着例。赤外線カメラモジュールによるサーモグラフィ映像をハンズフリーで取得できるのが特徴となる(撮影:防犯システム取材班)
  • 「SKYSCOUTER IR」で通して見ることができるサーモグラフィ映像。同社のプレゼンテーションでは、同製品を装着したコンパニオンの視点による映像が公開された(撮影:防犯システム取材班)
  • 先行して発売されている「SKYSCOUTER」。ドローンに搭載したカメラの映像をヘッドマウンドディスプレイで確認することができる製品(撮影:防犯システム取材班)
 ドローンを使った災害対応・人命救助に注目が集まる昨今、そうした取り組みにも積極的なスカイロボットは、22日まで東京ビッグサイトで開催された「事前防災・減災対策推進展」に出展し、赤外線カメラモジュール搭載スカウター「SKYSCOUTER IR」のお披露目を行った。

 同社ではドローンに赤外線カメラを搭載して、サーモグラフィ映像を使って人命救助を行う取り組みなどを行っているが、「SKYSCOUTER IR」は、ヘッドマウントディスプレイに赤外線カメラモジュールを搭載することで、救助活動を行う消防士やレスキュー隊員が直接、サーモグラフィ映像を取得できる機器となる。

 例えば火災現場などで使ったなら、熱の可視化が可能で、危険箇所の把握をより簡単に行うことできる。また、山岳救助や水難救助で遭難者を探す際にサーモグライフィ映像なら体温を頼りに効率的な捜索が可能だ。

 救助以外でも、目視での監視が難しい夜間の警備など、サーモグラフィ映像であれば不審者の侵入などを察知することができるだろう。

 また、ヘッドマウントタイプなので、運用時に両手がふさがらないのも魅力の1つ。

 今回は、お披露目という形だったが、防犯・防災関連市場では、夜間や悪天候に強く、目視や可視光カメラでは見えないものを可視化できる赤外線カメラのニーズは高まっており、今後の展開が楽しみな製品の1つだといえる。

 ちなみに同社では、ドローンが撮影した映像をヘッドマウントディスプレイで確認することができる「SKYSCOUTER」を既に販売しており、「SKYSCOUTER IR」はその派生・進化版となる。
《防犯システム取材班/小菅篤》
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